【ワシントン共同】米国務省は15日、世界の信教の自由に関する2022年版報告書を発表した。中国政府が新疆ウイグル自治区のイスラム教徒の少数民族ウイグル族らを弾圧し、「ジェノサイド(民族大量虐殺)や人道に対する罪」を続けていると批判した。中国の反発が予想される。

 ブリンケン国務長官は「中国が大規模にウイグル族を拘束・収監し、『再教育施設』に送り込んでいる」と指摘した。依然として多数の国々が宗教関係者を弾圧の標的にしているとも訴えた。

 日本に関しては、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の経過を注視し、関係者とのやりとりを通して信教の自由の重要性を強調してきたと明かした。