【北京共同】北朝鮮が日本に通告した「人工衛星」の打ち上げは31日午前0時に発射予告期間に入る。北朝鮮は30日早朝に朝鮮中央通信を通じて出した高官の声明で「軍事偵察衛星1号機」を6月に発射すると明言したが、米韓の妨害を警戒し、31日の打ち上げの可能性も探るとみられる。発射されれば沖縄県上空を通過する恐れがある。

 ロンドンに本部がある国際海事機関(IMO)は30日、北朝鮮から同日、日本への通告と同様に31日〜6月11日に衛星を発射すると通告を受けたと明らかにした。

 浜田靖一防衛相は29日に自衛隊に対し、発射された物体が日本に落下する場合には撃墜を命じる「破壊措置命令」を出している。