【ソウル共同】韓国の情報機関、国家情報院は31日、北朝鮮による「軍事偵察衛星」発射を金正恩朝鮮労働党総書記が観覧した可能性があるとの見方を示した。衛星は長さ約1.3メートル、重さ約300キロ、解像度は最大1メートルほどで「初歩的な偵察が可能な小型低軌道衛星」と推定した。

 非公開の国会情報委員会で報告し、出席議員が明らかにした。国情院は失敗の原因について「東に経路を変更しようとした際の技術的問題」の可能性を指摘。再発射の時期については、エンジンの点検に少なくとも数週間かかると見通す一方、異常が軽微なら別の発射台からの早期再発射も排除できないとした。