【ワシントン共同】米メディアは5月31日、ペンス前副大統領(63)とクリスティー前ニュージャージー州知事(60)が、2024年大統領選の共和党候補指名争いへの出馬を6月上旬にそれぞれ表明すると報じた。指名争いでトランプ前大統領(76)がリードする中、多くの醜聞を抱えるトランプ氏を敬遠する保守層の取り込みを狙う。

 若手ホープのデサンティス・フロリダ州知事(44)や女性のヘイリー元国連大使(51)、黒人のスコット上院議員(57)らも出馬しており、共和党は候補乱立の様相を見せている。バーガム・ノースダコタ州知事(66)も近く参戦する方針。

 トランプ、デサンティス両氏以外は世論調査で支持率が1桁にとどまり、浮上のきっかけを探っている。民主党ではバイデン大統領(80)が再選出馬を目指している。

 ペンス氏は6月7日に来年初めにスタートする指名争い初戦の地であるアイオワ州で、クリスティー氏は同6日に第2戦の地であるニューハンプシャー州でそれぞれ立候補を正式に表明する。