【ブラチスラバ共同】フランスのマクロン大統領は5月31日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対し、北大西洋条約機構(NATO)が「具体的かつ堅固な安全の保証を与える」ことが必要だと述べた。7月に開かれるNATO首脳会議に向けて各国と協議を進める考えを表明。スロバキアの首都ブラチスラバでの国際会議で演説した。

 ウクライナは集団防衛を定めるNATOへの加盟を申請しているが、マクロン氏は「(承認に必要な加盟国の)全会一致が得られるかは不確かだ」と明言。一方、ウクライナに対し、新たな侵攻を防ぐ手段を与えなければならないと訴えた。