【北京共同】中国貴州省で、中国メディアの記者が暴行を受け取材を妨害される事件が起きた。交流サイト(SNS)で批判が噴出、当局は暴行に直接関与したとして警察関係者を拘束し、調査結果を公表する異例の対応を迫られた。インターネットメディア澎湃新聞などが1日までに伝えた。

 澎湃新聞によると4月、貴州省畢節市馬場鎮の小学校教師6人が川で石を拾っていた際、上流の水力発電所が放水し、うち2人が溺死する事故が発生。

 湖北省政府系メディア、極目新聞の記者が5月30日、現地を取材しに訪問。複数の人物に尾行され、暴行を受けて携帯電話と眼鏡を壊された。