【ワシントン共同】バイデン米大統領は1日、西部コロラド州コロラドスプリングズの空軍士官学校で演説し、先進7カ国(G7)が「中国に関与し、国民への脅威を最小限に抑えるための共通の原則を公表した」と述べた。5月のG7広島サミットの首脳声明を指すとみられる。バイデン氏はG7として足並みをそろえる考えを強調、中国との激しい競争に備えるとも語った。

 日米欧で対中国の姿勢に温度差がある中、首脳声明は「中国に率直に関与する重要性」を明記していた。

 バイデン氏は演説で、中国による経済面での威圧や悪意のある慣行に対抗すると指摘。最も基本的な価値観を共有する国々と協力を続けるとした。