【北京共同】中国国営通信新華社によると、中国独自の宇宙ステーション「天宮」に連結していた宇宙飛行船「神舟15号」が4日、中国内モンゴル自治区に着陸し、乗組員の宇宙飛行士3人が帰還した。中国は5月30日、交代の飛行士3人が搭乗した神舟16号を打ち上げ、成功していた。

 習近平指導部は「宇宙強国」実現を掲げ、中国人初の月面着陸を2030年までに実現する計画も発表。米国に対抗している。

 神舟15号は昨年11月に打ち上げられ、天宮とのドッキングに成功。飛行士が乗り移り、中国が独自に建設してきたステーションはこれをもって実質的に完成した。