【ロンドン、ジュネーブ共同】中国の民主化運動が武力弾圧された天安門事件から34年を迎えた4日、ロンドン中心部のトラファルガー広場で記念集会が開かれた。参加者は「恐れることなく自由に発言できる日は来る。われわれが抑圧を受ける最後の世代になる」と訴えた。一方、国連人権高等弁務官事務所は、香港で4日の追悼行動に絡んで民主派が警察に連行されたことに懸念を示した。

 ロンドン集会の呼びかけ人によると約200人が参集。在英中国大使館前まで練り歩き「国民を自由にせよ」と訴えた。

 香港出身の医療関係者の女性(44)は「(強い警戒態勢で)集会ができない香港の人に代わり声を上げる」と強調した。