ロシアのルデンコ外務次官は5日、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し日本政府が5月26日に発表した追加制裁を「非常に否定的に受け止めた」とし「報復措置を検討中で、無反応のままではない」と記者団に述べた。タス通信が伝えた。

 朝鮮半島情勢を巡り「地域情勢はエスカレートする傾向にある」と指摘。弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮の核開発問題を話し合う枠組みの米国や中国、韓国、日本との6カ国協議について「われわれは協議再開の用意があるが、西側諸国が応えていない」と主張した。

 日本は追加制裁で、ロシア軍関係者を含む24人と78団体の資産を凍結、軍関連を中心とした80の特定団体に対する輸出を禁止した。