【ワシントン共同】米CNNテレビは5日、ウクライナがロシアで協力者や工作員による組織を構築し、ロシア国内の標的を攻撃するために無人機を提供していると報じた。米政府関係者は、親ウクライナ工作員がロシア国内から無人機を飛ばしており、モスクワのクレムリンが5月3日に受けた攻撃にも関与したとみている。

 複数の米政府当局者は、ウクライナの情報機関が関与し、ロシアの軍事力をウクライナへの攻撃ではなく、自国防衛に割かざるを得ないように仕向ける戦略だとの見方を示した。

 ロシアでは昨年から燃料の貯蔵庫、鉄道などで火災や爆発が続発。ウクライナ保安庁の広報担当者はCNNに「爆発は止まらないだろう」と述べた。