国連総会は6日、安全保障理事会(15カ国)の非常任理事国10カ国のうち来年1月から2年間を担当する5カ国を選ぶ選挙を実施した。非常任理事国は地域別に割り当てられ、東欧枠ではロシアの同盟国ベラルーシがスロベニアに敗れた。他は事前に絞り込まれ、韓国とガイアナ、アルジェリア、シエラレオネが選出された。

 今回の東欧枠にはベラルーシが2007年に出馬を表明。ルカシェンコ大統領が反体制派への弾圧を強める中、スロベニアが21年12月に立候補した。ベラルーシは22年2月のロシアによるウクライナ侵攻を支持して欧米から批判を浴び、投票で38対153とスロベニアに大差をつけられた。

 アジア太平洋枠ではアラブ首長国連邦(UAE)に代わって韓国が非常任理事国になり、今年から非常任理事国として安保理入りした日本と常任理事国の米国とで北朝鮮への圧力を強める構えだ。