旧ソ連アゼルバイジャンと隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフを巡る紛争で、停戦で合意したアゼルバイジャンとナゴルノカラバフ側の代表による会談が21日、アゼルバイジャン中部エブラフで始まった。インタファクス通信が地元メディアを引用して報じた。

 会談ではナゴルノカラバフ側が約束した武装解除の実行とともに、現地のアルメニア系住民の扱いが焦点になる。平和維持部隊を派遣するロシア国防省は21日、アゼルバイジャン軍がナゴルノカラバフで攻撃を開始した19日以来、約5千人を避難させたと明らかにした。