【ワシントン共同】米ワシントンの連邦高裁は8日、2021年の議会襲撃事件を巡り起訴されたトランプ前大統領に対し、検察官や地裁関係者を公に中傷することを禁じた一審の判断をおおむね支持した。捜査を担当するスミス特別検察官への批判については禁止しないと判断した。

 トランプ氏は自身のソーシャルメディアで「真実を語ることを禁じられる。悪口を言われても反論できなくなる」と反発し、上訴する方針を明らかにした。来年の大統領選で返り咲きを目指すトランプ氏が奔放な発言を封じられれば、選挙戦に影響が及びそうだ。