【オスロ共同】イランで拘束中で今年のノーベル平和賞に決まった女性人権活動家ナルゲス・モハンマディさん(51)は9日、ノルウェー・オスロで10日の授賞式を前に家族が開いた記者会見にメッセージを寄せ「イランには国際社会の圧力が必要だ」と述べた。

 会見はフランスに亡命中の双子の息子アリ・ラフマニさん(17)と娘キアナさん(17)、夫タギさんが出席。アリさんは「最終的に(人権運動の)勝利を信じている」と話した。

 キアナさんは、モハンマディさんに最後に会ったのは9歳の時だったと明かした。タギさんは「中東に平和がなければ世界平和は実現しない」と訴え、中東の安定化に向けた努力を欧米諸国に求めた。