【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は9日、軍が地上侵攻するパレスチナ自治区ガザで「イスラム組織ハマスを掃討するため、正義の戦争を継続する」と宣言した。軍は同日も砲撃や空爆を続け、ガザ保健当局によると、戦闘開始以来のガザ側の死者は1万7700人に達した。

 国連安全保障理事会は8日、即時停戦を求める決議案を米国の拒否権行使により否決した。ネタニヤフ氏は、米国が「正しい姿勢」を示したと高く評価した。

 イスラエルメディアによると、同国のハネグビ国家安全保障顧問はハマス戦闘員の死者数について推定7千人以上だと述べた。