【キーウ、カイロ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は27日、サウジアラビアの首都リヤドを訪れ、同国の実権を握るムハンマド皇太子と会談した。ウクライナ大統領府によると、ゼレンスキー氏が提唱する和平案「平和の公式」について意見を交わした。

 ゼレンスキー政権は平和の公式への理解を広め、ロシアに対する国際的圧力を高めようとしている。平和の公式を話し合う首脳級の「世界平和サミット」をスイスで近く開くことを目指しており、サウジなどグローバルサウスと呼ばれる新興・途上国の支持獲得に力を入れている。