【ナイロビ共同】アフリカ東部のタンザニアやケニアなどで3月以降、断続的な豪雨が引き起こした洪水や地滑りなどで計200人以上が死亡した。今月25日、ロイター通信などが報じた。アフリカでは近年、気候変動の影響で多数の死者が出る大規模水害の発生が相次いでいる。

 タンザニアのマジャリワ首相は25日、同国で計155人が死亡し、20万人以上が影響を受けたと明らかにした。アフリカではダムや堤防などの防災設備が乏しく、マジャリワ氏はエルニーニョ現象の影響で雨量が増え、住民やインフラへの被害が拡大したと指摘した。