【花蓮共同】台湾東部沖地震で被災した花蓮県花蓮市で、日本のインフラ調査企業が道路下の地中のボランティア調査を始めた。レーダーを搭載した特殊な車両を使い陥没の危険がないかどうかを無償で点検し、復興や減災に役立ててもらう。

 調査を実施しているのは「ジオ・サーチ」(東京)で、電磁波を道路に照射しながら走行する「スケルカー」と呼ばれる車両を使用。13〜16日、花蓮市内の車道計約50キロ分について深さ1.5mまでの地中の様子を探る。データ取得後、空洞がないかを2〜3週間かけて解析する。調査場所は4月に花蓮市と相談して決めた。

 スケルカーは一般車両と同じ速度で走るため、通行規制をせずに調査できる。