ロシアのウォロジン下院議長は16日、欧米がウクライナへの軍事支援を強めればロシアは反撃を余儀なくされ「世界的な破滅」を招く恐れがあると警告した。通信アプリに投稿した。

 欧米供与の兵器がロシア領内の攻撃に使われて一般市民に被害が出れば、ロシアは国民を守るため「さらに強力な武器を使わざるを得ない」と強調。「欧米の指導者は責任を自覚する必要がある」とけん制した。

 ロイター通信によると、ブリンケン米国務長官は15日、キーウで20億ドル(約3千億円)相当の追加軍事支援を発表。米国供与の武器をロシア領内への攻撃に使うことは推奨しないが「最終的にはウクライナ自身が決めることだ」と述べた。