【キーウ共同】ロシア国防省は16日、ウクライナ東部ハリコフ州で、弾薬庫やウクライナ軍の対空ミサイル部隊の指揮所を弾道ミサイル「イスカンデル」で破壊したと発表した。上空から撮影した空爆の様子の動画も公開し、ウクライナ兵約50人を殺害したと主張した。同州に侵攻したロシア軍は攻勢を強めており、ウクライナ軍との激戦が続いている。

 ハリコフ州のシネグボフ知事は16日、ロシア軍が同州ボウチャンスクをクラスター弾で攻撃し、6人が負傷したと明らかにした。シネグボフ氏によると、同日夜も州内で無人機やミサイルによる攻撃があった。

 ゼレンスキー大統領は16日にハリコフ州を視察し、軍幹部らと対策を協議した。