【ハノイ共同】ベトナム国会は22日、国家元首で共産党序列2位の国家主席に、トー・ラム公安相(66)が就く人事を承認した。国家主席は昨年から2年連続で相次ぎ辞任する異例の事態となっていた。党は後継就任で政情不安への懸念払拭を図る。

 ラム氏は北部フンイエン省出身。1979年に公安省に入り、2016年に政治局入り。反汚職運動を支える功労者で最高指導者グエン・フー・チョン氏との距離も近いとされる。