【ニューヨーク共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は6月中旬にスイスで開かれるハイレベル会合で、自身が提唱する和平案「平和の公式」10項目のうち、原発の安全確保などの3項目を重点的に推進し、各国に支持を呼びかける考えを示した。今月20日に米紙ニューヨーク・タイムズのインタビューに語った。

 平和の公式はロシア軍の即時全面撤退やウクライナ領土の一体性回復を盛り込んだ10項目の提案。スイス政府は平和の公式を協議するハイレベル会合に160カ国以上を招待している。

 ゼレンスキー氏は、ロシアが占拠する南部のザポロジエ原発の安全確保、穀物輸出の保証など3項目に重点を置く方針を表明した。