【北京共同】中国で台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室の陳斌華報道官は12日記者会見し、台湾北部の河口に中国籍で元軍人と疑われる男が小型船で進入した事件は「個人的な行為だ」として、国家の関与を否定した。台湾で5月に発足した頼清徳政権が「台湾独立の立場を堅持し、両岸(中台)の対立をあおっている」とも述べ、改めなければ貿易での対抗措置を強化すると警告した。

 事件は9日、台湾新北市の淡水河の河口に小型船が沖合から進入。別の船と接触し、操縦していた男が逮捕された。

 陳氏は男が元軍人かどうかには言及せず、事件を政治的に利用しないよう頼政権に要求した。