宇宙航空研究開発機構(JAXA)の山川宏理事長は18日、日本記者クラブで会見し、月面で目標の100メートル以内に降りる世界初のピンポイント着陸に成功した探査機「SLIM(スリム)」について「今後の持続的な月探査で必須の技術になる。(世界的な月探査競争で)優位性を持っている」と強調した。

 山川氏は、日本も参加する国際月探査「アルテミス計画」での注目点は、水の存在が期待される南極域の調査だと説明した。

 スリムは今年1月、世界5カ国目となる月面着陸に成功。これまで他国の着陸精度は数キロ〜十数キロだったが、当初の目標地点から東に約55メートルの位置に到着した。