京都先端科学大の京都亀岡キャンパス(京都府亀岡市曽我部町)近くを流れる川で、在学生がゲンジボタルを観賞するイベントが開かれた。淡い黄緑色の光が続々と点滅すると「きれい」と声を漏らし、スマートフォンのカメラを向けていた。

 自然豊かな同キャンパスの魅力を感じてもらおうと、2022年からバイオ環境学部の学生有志がこの時期に催している。発案者が卒業したため、今年はバイオ環境デザイン学科3年の北原太地さん(20)ら約25人が引き継いだ。

 5月27日、6月6日の夜にあり、京都太秦キャンパス(京都市右京区)に通う学生ら計約40人が参加した。事前にホタルの基礎知識を学んで、曽我谷川の川辺と橋の上から観賞した。

 北原さんは「ランダムに光るのがきれいだった。環境保全に関心を持ってもらうきっかけになれば」と話していた。