アマ野球の名門から独立リーグの初代監督に 29歳男性、社会人野球と独立リーグは「違うスポーツ」

京都新聞6/20(金)14:30

アマ野球の名門から独立リーグの初代監督に 29歳男性、社会人野球と独立リーグは「違うスポーツ」

アマチュア球界の名門と独立リーグ球団の双方で野球人生を積んできた日下部さん(守山市石田町・同市民球場)

 昨年11月に創設され、プロ野球独立リーグ・日本海リーグに準加盟した「滋賀ハイジャンプス」。日下部光さん(29)=栗東市=は初代監督に就任し、今春からリーグで戦うチームを率いる。内野手や外野手も兼任し、自身より若い選手を指導しつつ、ともに白球を追っている。

 大阪府枚方市出身で、アマチュア球界の名門を歩んできた。福知山成美高(福知山市)で1番打者として2013年夏の甲子園に出場。大阪商業大では、関西六大学リーグで5度のリーグ優勝に貢献した。社会人野球の強豪・NTT西日本でも主将を務めるなど主力として活躍した。

 ただ、日本野球機構(NPB)のプロを目指す気持ちが強く、「引退して社業に専念する考えはなかった」。23年に同社を退社し、独立リーグの道へ。3球団を渡り歩いた後、知人の紹介で滋賀からオファーを受けた。

 滋賀の監督に就任したことで、NPBを目指して突き進んできた自身の野球人生に「一区切り」を付けた。「NPBに行くことに意味はあるが、行けないことにも意味がある」と思い直した。アマチュアの名門で恩師たちから学んだことを元に、「野球というスポーツが持つ理不尽さは、人間形成に必ず役立つ。まずは一人の人間として他人への感謝を忘れず、行動を正すことが大切」との信条をナインに伝えている。

 同時に、独立リーグの魅力を広めることにも腐心する。自身の経験から、トーナメントが中心で確実性が重んじられる社会人野球と、独立リーグとは「違うスポーツと言っていい」。独立リーグには、空振りが多くてもスケールの大きなスイングをする打者や、制球力が悪くても球速の速い投手らが伸び伸びとプレーできる環境があるという。「イメージは米国のメジャーリーグ。見る人を『おもろいやん』とうならせる野球を見せたい」と意気込む。

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