株式会社ネオマーケティングは、全国の20歳〜59歳の男女を対象に「働き方改革の現在地」をテーマにインターネットリサーチを実施し、結果を発表した。その内容を一部抜粋して紹介する。

本ニュースのサマリー
  • 「週1回以上」テレワークをしている人は28.0%。2019年より10ポイント以上上昇
  • 86.5%が「働き方改革」の施行によって、働き方が多様になったと感じると回答
  • 「自身の働き方」についてはフレックス勤務が「増えた」と63.3%が回答
  • 働き方が多様になったことで「課題を感じる」と77.0%が回答。感じている課題は「オンオフの切り替えがしにくくなった」
  • 自宅で仕事をすることで「生産性が上がると思う」と53.3%が回答

「週1回以上」テレワークをしている人は28.0%。2019年より10ポイント以上上昇

2019年4月頃と現在のテレワークの実施状況を見てみると、2019年4月頃に「週1回以上」テレワークを実施していた人は全体の17.7%だったのに対し、現在「週1回以上」テレワークを実施している人は、28.0%と10ポイント以上上昇していることがわかった。

画像:株式会社ネオマーケティング 2024年5月1日 プレスリリースより引用

86.5%が「働き方改革」の施行によって、働き方が多様になったと感じると回答

働き方改革※の施行から現在までで、働き方が多様になったと感じるか尋ねたところ、86.5%が「感じる」と回答した(「とても感じる」(39.3%)と「少し感じる」(47.3%)の合計)。この結果から、大多数の人が働き方改革の施行後、実際に働き方が多様になったと感じていることがわかった。

※働き方改革:2019年4月より施行された、働く方々が、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で「選択」できるようにするための改革

画像:株式会社ネオマーケティング 2024年5月1日 プレスリリースより引用

「自身の働き方」についてはフレックス勤務が「増えた」と63.3%が回答

実際の「自身の働き方」、特に「フレックス勤務」と「シェアオフィスでの勤務」の実施状況に関して、変化があったか尋ねたところ、「フレックス勤務」の実施状況に関して、全体の63.3%が「増えた」と回答した(「増えた」(28.5%)、「少し増えた」(34.8%)の合計)。
年代別で見ると、特に20代が最も増えた割合が高く、73.7%であった。

一方で、「シェアオフィスでの勤務」の実施状況に関しては、「増えた」(15.5%)、「少し増えた」(31.8%)となり、合計で「増えた」と回答した割合は、全体の47.3%と半数以下であった。

画像:株式会社ネオマーケティング 2024年5月1日 プレスリリースより引用

働き方が多様になったことで「課題を感じる」と77.0%が回答。感じている課題は「オンオフの切り替えがしにくくなった」

テレワークなど働き方が多様になったことで課題を感じるか尋ねたところ、77.0%が「感じる」(「とても感じる」(23.3%)と「少し感じる」(53.8%)の合計)と回答し、8割に迫る人が、働き方が多様になったことで課題を感じているという実態が判明した。

画像:株式会社ネオマーケティング 2024年5月1日 プレスリリースより引用

課題として最もあてはまるものは、80.8%が「オンオフの切り替えがしにくくなった」(「とてもあてはまる」(37.3%)、「少しあてはまる」(43.5%)の合計)と回答した。次いで、「社内コミュニケーションが減った」(76.0%)、「自宅の光熱費が上がった」(75.3%)と続いた。

また、仕事の環境以外にも「仕事に対するモチベーションが下がった」が「とてもあてはまる」(14.5%)、「少しあてはまる」(41.8%)と合計で56.3%となり、半数以上が“気持ち”の部分に関してもマイナスの影響を感じていることがわかった。

画像:株式会社ネオマーケティング 2024年5月1日 プレスリリースより引用

自宅で仕事をすることで「生産性が上がると思う」と53.3%が回答

自宅で仕事をすることによって、仕事の生産性が上がると思うか尋ねたところ、53.3%が「上がる」(「とても上がると思う」(13.3%)、「少し上がると思う」40.0%)の合計)と回答した。自宅で仕事をすることによって生産性が上がると思っているのは、約半数にとどまる結果となった。

画像:株式会社ネオマーケティング 2024年5月1日 プレスリリースより引用