薄着になるシーズンが到来しました。季節柄、ダイエットをしているという方も多いのではないでしょうか?

血の巡りが悪くなると痩せにくくなる場合がありますので、食事やライフスタイルを見直して、痩せ体質にグッと近づきましょう。

ずぼらだけど国際薬膳調理師である筆者が、血の巡りが悪くなるNG習慣と、血の巡りをよくするおすすめ食材をご紹介します。

■血の巡りが悪くなると太りやすくなるのはなぜ?

以下の項目にあてはまるものが多いほど、血の巡りが悪いサインです。チェックしてみてください。

□シミやそばかすができやすい

□頭痛や肩こり、生理痛がある

□青いクマができやすい

□肌がくすみやすい

□生理の時にレバー状の塊ができやすい

「血(けつ)」は、身体全体に栄養とうるおいを与えるものだと中医学では考えます。血の巡りが滞ると身体全体に栄養がいきわたりづらくなるだけでなく、代謝が落ちると体内に余分なものを溜め込みやすくもなるので、太りやすいということになります。

血の巡りをスムーズにするために意識したいことは2つあります。1つ目は血の巡りが滞る原因をとり除くこと。2つ目は血の巡りがスムーズになる食材を意識してとることです。

■血の巡りが悪くなるNG行動

冷たい飲み物をよく飲む

暑くなったがゆえに、冷たい飲み物をよく飲むことが多くなっていませんか? もし、心当たりがあるのならば、その習慣を見直しましょう。

なぜなら、冷たい飲み物は、血をつくりだす胃腸系システムである「脾(ひ)」の働きを弱めてしまうからです。脾が弱ることで血を作り出す力が弱くなると、血の巡りが悪くなってしまいます。

氷入りの飲み物やスムージー、ビールなど、冷たくて美味しい飲み物は極力控えてください。

長時間座ったまま

長時間座ってパソコンやスマートフォンと睨めっこをしていませんか? もしそうならば、その習慣を見直しましょう。

中医学の世界では、同じ姿勢をずっと続けることは血の巡りが悪くなることにつながると考えます。仕事中は仕方がなくても休憩の仕方は自分で決めることができるはず。トイレに立ったり背伸びをしたり、軽いストレッチをするなど、身体を動かすことを心がけてください。

「トマト」「レタス」「きゅうり」といった生野菜をよく食べる

ダイエットのため、野菜をたっぷりとっている方も多いでしょう。もし、生野菜サラダをたくさん食べているのであれば、それも血の巡りが悪くなる1つの要因です。

なぜなら、冷えは血の巡りを滞らせてしまうと考えるからです。薬膳の世界では身体を温める食材と冷やす食材がありますが、サラダの定番である「トマト」「きゅうり」「レタス」は身体を冷やす性質です。また、加熱しない調理法は身体を冷やすことにつながります。野菜を食べるのであれば、加熱することが鉄則です!

トマトはトマトスープや炒め物で、レタスはさっと茹でて食べても美味しいです。きゅうりも豚肉やナスと炒めると美味しいのでお試しください。

■血の巡りを良くするおすすめ食材3つ

(1)サバ

魚選びで迷ったら、サバを選びましょう。サバは身体を温めながら血の巡りを良くしてくれるので、血の巡りをスムーズにしてくれます。

調理がむずかしい場合は、サバ缶を活用しましょう。「サバ缶×大葉」「サバ缶×ネギ」を組み合わせてご飯やお蕎麦の上にのせて食べると、効能も美味しさもアップします。

(2)納豆

普段食べている納豆は、血の巡りを良くする優秀食材です。

ただ食べるだけではもったいないので、さらに効果を高めるためにすり黒ゴマとお酢をプラスしてご飯と一緒にいただきましょう。黒ゴマは血をつくり、お酢と納豆は血をサラサラに巡らせる効果が期待できます。

(3)玉ねぎ

定番野菜としてストックしている方も多いであろう玉ねぎにも、血の巡りをサラサラにする効果が期待できます。

さらに、ストレスケアにもおすすめの食材です。ストレスは血の巡りが悪くなる要因ですから、ストレスを感じやすい方は玉ねぎを積極的にいただきましょう。

サバ缶と相性がいいので、炒め物や煮物にしていただくといいでしょう。

血の巡りがよくなると、太りにくくなるだけではなくシミやソバカス対策などの美容面でも嬉しい効果を期待できます。やみくもに食事制限をするのではなく、血の巡りをスムーズにして痩せやすい身体つくりを目指しましょう。

(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)

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【参考】
※日本中医食養学会/著(2006年)『現代の食卓に生かす食物性味表 改訂2版』燎原書店※池田陽子/著(2020年)『1日1つで今より良くなるゆる薬膳。365日』JTBパブリッシング