世界30か国調査で下から3番目の低さ

 世論調査会社のイプソスが、世界30か国2万3269人を対象に2024年版「幸福感調査」を実施し結果を発表しました。「幸せ」と感じている日本人の割合は、対象国の中で下から3番目でした。

 調査は2023年12月22日〜2024年1月5日に実施。日本での調査は16〜74歳が対象に行われました。

「とても幸せ」「どちらかといえば幸せ」「あまり幸せではない」「全く幸せではない」から自身の現状について答える問いでは、「とても」と「どちらかといえば」を合計した「幸せ」との回答者は、日本は57%。30か国の平均は71%で、最も高いオランダは85%、日本より低い韓国・ハンガリーはともに48%でした。

 同調査を開始した2011(平成23)年12月に「幸せ」と回答した日本人は70%で、2024年までの13年間で13ポイント減少したことになります。その間最も割合が低かったのは、2019年6月の52%でした。

「幸せ」と回答した日本人を世代別で見ると、最も割合が高かったのは1945(昭和20)〜1965年生まれの「ベビーブーマー世代」で66%。次いで1966〜1979年生まれの「X世代」62%、1980〜1995年生まれの「ミレニアル世代」53%、1996〜2012年生まれの「Z世代」49%となり、若い世代ほど「幸せ」と感じる人の割合が少なくなっていることが分かりました。

 特に、2024年現在12〜28歳のZ世代は、過半数が「幸せではない」と感じている結果になっています。

(LASISA編集部)