「歌で思い出す駅名」ランキングを発表

 不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」が、6月6日の「邦楽の日」に合わせて「歌で思い出す駅名」ランキングを発表しました。調査は、2024年5月、20〜60代の男女1230人を対象に、インターネット上で行われました。
それによると、全世代で「上野」が上位にあることが判明しました。
「上野」は30・40代と50・60代では1位に、10・20代においても5位にランクインしています。

年代別に見ると、10・20代の1位は「北千住」で、回答者全員が曲名にあいみょんの「ハルノヒ」を挙げました。「東京」は全世代で2位にランクインしましたが、駅名を想起した曲に関しては世代によってばらつきが見られました。

10・20代:1位は「北千住」、TikTokの話題曲で「渋谷」が3位に

 10・20代における「歌で思い出す駅名ランキング」は1位「北千住」、2位「東京」、3位「渋谷」となりました。

 1位の「北千住」はあいみょんの「ハルノヒ」が「北千住駅のプラットフォーム」から始まることで思い出す人が多かったようです。TOP5にランクインした他の駅と比べると馴染みが薄い人も多いかもしれませんが、下町情緒を残しながらも、東京メトロ千代田線をはじめとした5路線が乗り入れる足立区最大のターミナル駅です。LIFULL HOME’Sが調査した「東京メトロの乗降人員10万人以上の駅における家賃相場が安い駅ランキングでは、「北千住」が1位となっており、交通利便性も高く、家賃相場も手ごろのため近年人気が上がっています。

 2位の「東京」は全世代において2位にランクインした、いわば歌の常連駅ですが、世代によって想起する曲に違いがあり、10・20代ではAyase「幽霊東京」、帝国喫茶「東京駅」などが挙がりました。

 3位の「渋谷」も「北千住」同様、10・20代のみでランクインした駅となります。TikTokを中心に人気を集める乃紫の「初恋キラー」で「渋谷で捕まえたハンサムボーイ」というフレーズがあることから想起した人が多かったようです。「渋谷」はファッションやエンタメの中心地として若者を中心に長年人気を集めていますが、その人気を反映し家賃相場も割高になっています。

30・40代:1位は「上野」、神奈川&大阪の駅もランクイン

 30・40代における「歌で思い出す駅名ランキング」は1位「上野」、2位「東京」、3位「桜木町」となりました。

 1位の「上野」と回答した人全員が曲名に石川さゆりの「津軽海峡・冬景色」を挙げました。「上野発の夜行列車」という歌詞通り新幹線をはじめとした複数の路線が乗り入れ、都内有数のターミナル駅として多くの人々に利用されています。「上野」自体の家賃相場は119,000円とお高めですが、交通利便性の高さのみならず美術館や動物園などのレジャー施設や商業施設も充実していながらアットホームな雰囲気を味わえる希少な街として多くの人に愛されています。

 2位の「東京」は30・40代の場合、B’z「東京」、福山雅治「東京」などが曲名で挙がりました。

 また、30・40代のみ神奈川県の「桜木町」、大阪府の「三国」がランクインしました。3位の「桜木町」はゆずの「桜木町」や山崎まさよしの「One more time,One more chance」が曲名として挙がりました。ゆずの曲中にも出てくる通り「桜木町」は大きな観覧車や海沿いなど、美しい街並みが魅力です。JR京浜東北・根岸線や横浜市営地下鉄ブルーラインが乗り入れているほか、みなとみらい駅も近く、東急東横線も利用可能ですが、都心からは少し離れているため、家賃相場も都心と比べると若干割安になっています。

 大阪府で唯一ランクインした4位の「三国」は、回答者の全員がaikoの「三国駅」から駅名を想起していました。大阪と神戸、京都の3都市を結ぶターミナル駅の「十三」の隣駅であり、交通利便性の高さは知られていますが、まちむすびによると業務用スーパーやホームセンターが近くにあり、生活利便性の高さも魅力のようです。また、「下町の雰囲気が好きな人」にオススメとされており、交通・生活利便性と下町情緒の両方を享受できる街となっています。

50・60代:1位は「上野」、「新橋」「有楽町」もランクイン

 50・60代における「歌で思い出す駅名ランキング」は1位「上野」、2位「東京」、3位「青森」となりました。

 1位、2位は30・40代と一緒になりましたが、1位の「上野」は2位の「東京」と30票近い大差での1位となっています。また3位にも「青森」が入っており、石川さゆり「津軽海峡・冬景色」の想起率の高さがうかがえました。

 2位の「東京」については吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」や笠置シヅ子「東京ブギウギ」などの曲名が挙がりました。「俺ら東京さ行ぐだ」は地方から上京する人の東京への憧れや意気込みを歌った曲ですが、上京した人の中にはすぐ帰省できるよう「東京」の近くに住みたいという声も聞かれます。「東京」の家賃相場はお高めですが、「東京」へ20分以内でアクセスできる駅の中には割安な駅もあります。

 また、5位には同率で「有楽町」と「新橋」が入りました。「有楽町」で挙がった「有楽町で逢いましょう」は1957年に発売された曲ですが、歌詞に出てくる「ビルのほとりのティールーム」や「今日のシネマはロードショー」からも当時、有楽町がデートスポットとして栄えていたことがうかがえます。

(LASISA編集部)