「どうしていつも上から目線で来られるんだろう」「もしかして私、なめられてる?」……。職場やプライベートでこのように感じたことがある人はいませんか? その原因は相手の性格にある場合もありますが、あなたの言動にあるかもしれません。なめられやすい人が取りがちな行動と気を付けたいポイントをまとめました。

1.「良かれ」と思ってやったことが裏目に出るパターン

 人に優しくし過ぎることは、一見良いことのように思われがちですが、職場では適度な距離感を保つことも重要です。あまりにも他人の要望や意見にすぐに従ってしまうと、自分の意見や立場が伝わりにくくなってしまいます。

 また、必要以上に人に優しくしたり相手の要望に毎回イエスと言ったりしてしまうと、上司や同僚から軽視されやすくなってしまう原因にもなります。

 例えば、周囲に気を使い過ぎる、人の意見を否定してしまわないか気にし過ぎるなどの理由から、会議で自分の意見を述べる機会を逃してしまったり、他人のタスクを引き受け過ぎて自分の仕事がおろそかになってしまったりする人は、なめられやすい傾向があります。

 職場では特に適度な優しさと自己主張のバランスを意識し、自分の意見や価値をしっかりと主張することが大切です。

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2.「奥ゆかしさは美徳」…は、職場では通用しない?

 声の大きさや発言の明瞭さは、職場での存在感や影響力に直結します。

 声が小さいと他者に気付かれず、意見や提案が埋もれてしまうことがあります。また、はっきりとした意見や要望を述べることができないと、他者からの評価や信頼も得にくくなります。

 例えば、会議で主導権を握るための発言機会を逃したり、自分の意見をしっかりと主張できなかったりすることが挙げられます。

 ある女性は、職場での会議で、意見を述べる際、いつも緊張して声が小さくなってしまっていました。

 全員に発言が求められるため一応彼女が発言する機会もあるのですが、声が小さいためか周囲からの反応があまり良くなく、その後の会議でも彼女の意見にフォーカスが当たることはあまりなかったと言います。

 しかし、あるとき「いつも意見が採用される○○さんは、決して斬新なアイデアを発表しているわけではない。ただプレゼンや意見を言う際に堂々としていて雰囲気がいいし、彼をなめている態度を取る人はほとんどいない」ということに気付いたそう。

 もっと自分の考えをはっきりと主張し、いつもよりも明らかに大きな声で発言したところ、明らかに自分の意見に対する周囲の興味が違ったといいます。

 なめられにくい人の言動や態度を真似することで、少し周囲と自分との関係性が改善したように感じられた瞬間だったそうです。

 主張があってもそれが伝わるように大きな声で発言する、堂々とした態度で振る舞うなど工夫しなければ、相手に届くことはありません。いつも主張がないように見えてしまうと、なめられる原因になってしまうので要注意です。

3.謙遜はほどほどにしないと、悪影響につながる恐れも

 自信のない態度や言動は、他者からなめられる原因になります。自信がない態度は、目が泳いでいたり顔が下を向いていたりする様子です。

 自信がない人のことは相手にとっても信頼しにくく、本来の能力はどうであれ適切な評価を得られない可能性があります。

 優しい人や謙虚な人は特に「自分なんかが」と謙遜(けんそん)してしまいがちですが、それを毎回声に出すのはおすすめできません。謙虚な気持ちは大切ですが、それは相手への尊敬の気持ちやきちんと仕事を頑張って結果を出すことで表現すればいいのです。

 褒められるのが苦手な人も、つい「私なんて」と言ってしまいがちですが、人に褒めてもらえたときはぜひ笑顔で「ありがとうございます」と言ってみましょう。自信がある姿は周囲に認められ、なめられにくい人になってしまうことを防止できます。

 なめられにくい人になるためには、自分の声をはっきりと出し、自信を持って意見を述べることが大切です。

(岩井なな)