雑プリンって一体何?

 2024年5月にSNSで話題となっていた「雑プリン」。40年以上前から愛され続けている、袋型ラップのロングセラー商品「アイラップ」を使ったプリンのレシピが投稿されると、「天才すぎる!」「これなら作れそう!」と多くの人から注目を集めました。他にもSNSでは、アイラップを使った簡単料理のアイデアがいくつも投稿されており、アイラップファンも多いようです。さて、このアイラップを使用して作る「雑プリン」とは一体どのような料理なのか、チェックしてみましょう。

 作り方は卵と砂糖、牛乳を混ぜ合わせたプリン液をアイラップに入れて、沸騰したお湯に浸けるだけ。プリン作りで最も面倒な「蒸す」作業を簡略化しており、気軽に手作りプリンを楽しめます。

 しかし、注意点がいくつかあります。一つは、プリン液をアイラップに入れたらしっかり空気を抜くこと。もう一つは、アイラップをお湯に入れた際に温度が下がってしまうため、再沸騰してから火を止めて蓋をするのがポイント。

 また、いくらアイラップに耐熱性があるといっても、高温の鍋底に触れると溶けてしまうおそれがあります。そのため、鍋底に耐熱皿を入れてアイラップと鍋がひっつかないようにすることも重要。アイラップを取り出す際も、火傷しないように注意しましょう。

いつでもプリンが食べられる!SNSで歓喜の声

 実際に作ってみた人は多く、「やってみたら思った以上に簡単で最高!」「これでいつでもプリンが食べられる!」と絶賛の声が続出。あまりの簡単さに「雑プリン」とも呼ばれていますが、もちろん従来のプリンと味に変わりはありません。

 アイラップの公式Xも雑プリンの存在は認知しているようで、「同じ要領で茶碗蒸しもできますよ」と発信。公式Xではアイラップを使ったレシピを多く取り上げており、卵サンドやポテトサラダ、小松菜のナムルなど、簡単かつ洗い物を抑えたレシピを多く投稿しています。ちなみにアイラップで作れるレシピをまとめた「アイラップで簡単レシピ」という本も販売されていて、5日で重版を達成するほどの人気ぶりです。

 ネット上にはさまざまなレシピが公開されていますが、中には家電の故障となってしまう使い方も。アイラップ公式Xでは、「炊飯器で使わない」「レンジ加熱では袋を結ばない」「レンジで油性の食品は加熱しない」といった注意喚起の投稿もみられました。それらを踏まえた上で、さまざまなアイラップ料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。

(LASISA編集部)