休日に家族とお出かけ! そんなとき、イタイ出費になりがちなのが食費です。物価高の今、レストランはどこも値上げラッシュ。行楽地でのテンションの高さもあいまって、ついあれもこれも食べてしまうと、驚くほどの金額になります。そこで、節約家として知られる芸人・厚切りジェイソンさんに、外出時の食費の抑え方を聞いてきました!

▶教えてくれたのは…
厚切りジェイソンさん


1986年アメリカ・ミシガン州生まれ。テラスカイグループの役員として働きながら、2014年にお笑い芸人としてデビュー。2021年に発売した『ジェイソン流お金の増やし方』(ぴあ)が70万部超のベストセラーになり、独自の節約術などお金に対する考え方が注目されている。

新刊のテーマは「稼ぎ方」
『ジェイソン流お金の稼ぎ方』(ぴあ)は、投資資金を貯めたい人や、思うように稼げず悩む人に、効率よく稼ぐための方法を伝える内容。ジェイソンさんの経験に基づいて導き出された、お金を稼ぐ力をつけるヒントが詰まっている。

ジェイソン流おでかけ時の食費の抑え方


「僕には外食をするという発想はあまりないかも」



夫婦で大きなリュックが定番スタイル
実をいうと僕のうちの場合、家族で出かけるのは、年に数回程度。そして出かけるときも家で作ったお弁当を持って行くから、現地で売っている食べ物は買わないし基本的に外食はしない。ファミレスに行くのも年に1回あるかないか。妻が作ってくれるごはんがいちばんおいしくて、それを家族で食べるのがハッピーだと夫婦共に思っているから、外食する必要がないんだよね。

家族で出かけるときは、僕のリュックに家族の人数分の水筒やお菓子を入れて、妻のリュックにはお弁当を入れて、2人ともパンパンの大きなリュックを背負って出かけるよ。小さい頃からこのスタイルで外出してきたから、子どもたちも外出先で何か買ってほしいということはないよ。もうお出かけはそういうものだと思っているんだろうね。



水筒は人数分。なくなったら水道水を
飲料などドリンク類は家から持っていく。いつもと同じように自分の水筒と家族の人数分の水筒を僕のリュックに入れて行く。水筒の中身がなくなったら、外出先で水道水を入れればいいよ。

ファミレスに行くときは入店後にアプリを入れる
たまにファミレスに行くときは、入店してテーブルで待っている時間にその店のアプリを入れて、キャンペーンで安くなっているメニューをチェック。おいしそうだったらそれを頼むこともあるよ。

家で過ごすのも充分楽しいよ!
家族みんなで過ごす休日は、家の中で遊ぶか、友達の家に行くか、誰かをうちに呼んだりすることが多いね。この前は、映画のキャラクターがたくさん出てくるパズルを家族でやったよ。アメリカの両親からクリスマスプレゼントとして送られてきたもので、子どもより僕が楽しんでいたかも(笑)。家族全員でボードゲームをしたり、テレビゲームをしたり、映画を見ることも。家の中でも結構楽しく遊べるよ。



■<COLUMN>
夫が休日積極的に動いてくれないときは?
「〇〇をしてほしい」と具体的&シンプルに伝えて
「察してほしい」と思う人もいるけど、してほしいことを伝えないと、夫が気づいてくれることはないよ(笑)。これはコミュニケーションの問題。してほしいことは具体的かつシンプルに伝えて。たいへんなときは、夫に「助けて」といえばいいだけ。



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「当たり前を疑って発想を変えればコストダウンできる」というジェイソンさん。確かに「お出かけしたのに外食しない」というのは、大きな発想の転換です! 出費を抑えて休日を過ごしたいみなさん、ぜひ参考にしてくださいね。

撮影/島本絵梨佳 イラスト/風間勇人 取材・文/生島典子