小さな子どもの揉め事に親はどこから介入すれば良い?

小さな子どもの揉め事に親はどこから介入すれば良い?

娘が小さかったころ、よく同年代のお友達の家に集まってプレイデートをしたものです。子どもたちが粘土でピザを作ったりしている間、親たちはソファに座って、ワイン片手に大人の会話を楽しむのが恒例でした。

……なーんて。そんな優雅な時間などあるはずがありません。

おもちゃの取り合いや泣き声があちこちで発生。パパやママは「シェア」という言葉を振りかざして、仲裁に大忙しになるのが常でした。

ほら、あの子はそのフニャフニャのイモムシで遊びたいって。貸してあげて!

いいえ、先に使ってたのはあの子でしょう。貸してもらえるまで待ちなさい!

子どもたちは「まだ遊びたかったのに」と思いながら、しぶしぶおもちゃを明け渡すことになり、不満がたまってしまうのです。

人生では、寛大であることが良しとされている

子どもの共感や感情移入を研究しているNancy Eisenbergさんによると、他者に与えることの気持ちよさ(=利他の精神)を知るたびに、子どもたちはより寛大に育つそうです。

ただ、そこには落とし穴があります。その行為は、自発的なものでなければならないのです。

つまり、シェアの名のもとにおもちゃ/iPad/最後のプレッツェルをあきらめるように強制しても、嫌な気持ちだけが残り、彼らはますますシェアを嫌うようになります。それは、リアルワールドで社会的に成熟する機会を奪うことを意味します。

シャアの強制(大人の介入)は、弊害を生む

子育ての専門家であるJanet Lansburyさんは、大人による介入には、次のような弊害があると述べています。

大人がいないと公平性の判断ができなくなる。人と人の交流よりも物質的なモノを重視するようになる。あらゆる「争いごと」を避けるようになる。

早期教育の専門家、故Magda Gerberさんも、同様の発言をしています。

人間関係において、争いごとはあってあたりまえ。そのことを早く知っておいたほうが、子どもたちのためになるのです。

では、シェアを強制せずに、どうやって利他の精神を育めばいいのでしょう。

何も言わずに見守る

子ども同士の争いを黙って見ているのはつらいかもしれません。特に、我が子がおもちゃを取った場合はなおさらでしょう。

Lansburyさんは、そんなときはおもちゃを取られた子の親にこう尋ねるのがいいといいます。

すぐに止めに入ったほうがいいと思いますか? それとも、子どもたちだけで解決させますか?

相手の親が介入を望むなら、すぐにそうしてください。Lansburyさん曰く、

我が子がいじめっ子のレッテルを貼られないようにすることも大事です。

介入しない方針にすべての親が同意したら、ただそばにいて、子どもたちの行動を見守りましょう。ただし、物理的なケンカが始まったら、必ず止めに入ってください。

実況中継する

スポーツキャスターさながら、中立な立場で、目の前で起こっていることを解説します。たとえば、こんな風に。

どうやらエミリンとジェイクは、同じ消防車で遊びたがっているようです。

こうすることで、親が絶対権力を振りかざして介入せずとも、子どもたちの懸念を言語化することができます。

遊び終わるまで待つ

『It’s OK Not to Share and Other Renegade Rules for Raising Competent and Compassionate Kids』(シェアしなくてOK。有能で思いやりのある子を育てる目からうろこのルール集)の著者であるHeather Shumakerさんは、Motherマガジンのインタビューで、「子ども主導の順番こ」を推奨しています。

つまり、今そのおもちゃで遊んでいる子が、好きなだけそれを使っていいというやり方です。

子どもが想像力を働かせて遊んでいるときや自分だけの世界を探求しているときほど、最高の学びの瞬間はありません。それを中断させることは、その子に対して失礼なだけでなく、学びを妨害することを意味します。

待たされている子は、不満を口にしてもかまいません。

遊んでいる子は、待っている子の不満を聞いて、自分の行為が他人に影響を及ぼすことを学びます。

同時に、待っている子は、満足遅延耐性(待つことでありがたみが増すこと)と、ネガティブな感情への対処法を学べます。どちらのスキルも、人生において不可欠です。

子どもが3人以上いるときは、ウェイティングリストを用意しておき、子どもたちが自分の名前を書いて順番を把握できるようにしておくといいそうです。

子どもたちはやがて、大人を真似して自らシェアするようになるでしょう。あなたが誰かに何かをシェアするとき、あるいは誰かがあなたに何かをシェアしてくれたとき、その喜びを我が子に伝えてあげてください。

寛大さとは何か。その雰囲気を、彼らは敏感に感じ取ります。いずれ、クッキーを2つに割ったとき、大きいほうをあなたに譲ってくれる日が来るかもしれません。

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Michelle Woo – Lifehacker US[原文]


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