Apple Watch Series5が発売になって、2カ月半ほどが経ちました。

Series4からのスペック面での変化はあまり大きくないものの、常時表示という大きなアドバンテージを手に入れました。 また、Series4がディスコンとなりながらも、生き残ったSeries3は大きく価格を下げて販売が継続されています。

これまでSeries4を除く世代のApple Watchを使用してきた観点から、ライフハック的活用法と、どのSeriesを買うのが良いか考察していきます。

手が空いて無くても使える電子決済機能

Photo: gami

公共交通機関を使った移動や買い物でほぼ毎日この機能を使っています。

iPhone7以降の搭載されているNFCが、Apple Watchにも搭載されています。そのおかげで、SuicaやQUIC Payなどの電子決済機能を、左腕をかざすだけで利用することができます。

私は通勤に使うJR東日本の定期券をApple WatchのSuicaに設定しており、電車に乗る時や日々の買い物でも利用しています。

また、最近では電子決済によるポイント還元が話題の「メルペイ」や「PayPay」も対応してApple Watchで利用することができるようになりました。

どちらもiPhoneでも利用できる機能ですが、Apple Watchなら手に何も持たず、取り出さずに済むので、使用感は格段に良くなります。

AppleのWallet機能やApple Pay機能を利用できる場所はホテルや航空券、新幹線の乗車券などどんどん広がって来ているので、これからさらに利便性を増していくことは確実です。

コーチングしてくれるヘルスケア機能

常に身に付けているデバイスであるからこそ活用したいのが、ヘルスケアに関する機能です。

iPhoneの「アクティビティ」アプリでも毎日の活動量を知ることはできましたが、iPhoneは常に肌身離さず持っている訳ではありません。

防水機能も付いたApple Watchであれば、一日ずっと腕に付けて過ごすことができるので、より高い精度で活動量を計測し、自分で設定した目標をもとに健康管理が実現されます。

その日の活動状況によって、運動を催促したり、目標達成を通知して祝ってくれたりとコーチング的役割を担ってくれるのです。

Photo: gami

また、私はほぼ毎日ランニングかサイクリング、水泳などの運動でヘルスケアを行っているのですが、ここでもApple Watchは活躍してくれます。

「ワークアウト」アプリを使って、運動量や走行距離、心拍数を計測。ついつい押し忘れてスタートしたとしても、Siriによる音声入力によって起動させることができます。

もしそのまま忘れて運動を続けてしまっても、加速度センサーが感じ取って振動とともにワークアウト中であるかどうかを確認してくれるので安心です。

Photo: gami

「屋外ウォーキングを記録」を押せば、活動開始時までをさかのぼって計測ができます。

Apple Watchがあれば大事な仕事中に頭の片隅でヘルスケアのことを考える必要はありません。アプリの起動忘れで頭を悩ます必要もありません。無意識で構わないのです。

Apple Watchに任せておけば、「こうしましょう」と適時アドバイスをくれるのです。

リアルタイムで通知してくれる天候・交通情報

Photo: gami

ここ最近、天災による交通機関の遅延、運転見合わせが増えている気がします。ゲリラ豪雨など天候の変化も外で過ごしている時には気になることが多いですよね。

Apple Watchを装着していれば、見逃すことなくアプリからの通知によって天気、天災、交通情報を得ることができます。

Yahoo!の「防災速報」というアプリをiPhoneと連携させることで、外出時に突然雨雲が接近すると通知を出してくれるので、傘の準備をしたり、雨に濡れない場所に移動したりして回避できるので安心です。

Yahoo!の「天気」アプリも連携しておくと、Apple Watch上で雨雲がどのあたりに近づいてきているかを確認することもできますよ。

Photo: gami

また、交通機関の遅延情報も、「Yahoo!乗換案内」というアプリが素早く通知を出してくれるため、電車内や駅に居なくても情報に気付いて遅延の回避行動をとることができます。

スケジュール&タスク管理を任せて左腕の小さな秘書に

Photo: gami

iPhoneやiPadを手帳として活用している人も多いかと思いますが、私もその一人。

Apple Watchを利用するシーンとしては、スケジュールの確認と入力です。

コンプリケーションに「カレンダー」を表示させると、表示位置次第で、日付だけでなく、当日の次の予定を表示させることができます。

基本的には朝スケジュールを確認しますが、予定が多い日には次に何があるか一目で確認することができるのです。また、カレンダーアプリの設定をしておけば、予定の時間が近づくと振動で通知してくれる機能も利用できます。

スケジュールの入力は、Apple WatchのSiriからも可能です。複雑な内容で無ければ、Siriは正確に認識してくれるので、素早く入力したい時は、サッと腕をあげて利用しています。

また、タスク管理には「gTasks Pro」というiPhoneアプリを利用してApple Watchに通知してくれるようにしています。

iPhoneの位置情報とこのアプリの連携によって、時間ではなく、場所をトリガーとして通知を出すことができます。 例えば、「自分の住む駅に着いたら卵を買って帰る」「職場に戻ったらすぐ取引先に連絡する」など、いつそのタスクを実行するか分からない場合でも、その場所に着いたら通知してくれるのです。

Photo: gami

この機能とApple Watchの親和性がとても高い。iPhoneだと、バックやジャケットのポケットに入れていて通知に気付けない場合がありますが、腕に常に付いているApple Watchなら確実に通知を受け取れます。 タスクの設定さえ間違わなければ、管理漏れは皆無です。

このように、今まで手間に感じていたことが、Apple Watchを利用することで、ずっと簡単にできてしまいます。 面倒なことも、適時知りたい数々の情報も、たった1つの腕時計が助けてくれるというのは、長年使っていても凄いなと思えるのです。

Series5とSeries3、どちらを選べばよいか

Photo: gami

いざ購入しようと検討を始めた時に悩むのが、どちらのSeriesにするかという点です。

外装はアルミニウム、ステンレス、セラミック、チタンと複数ありますが、どのモデルでも先に述べたライフハックを実践できるという観点から、ここでは割愛します。

一番安いモデルで検討するとしても、Series3の38mmモデルが21,780円(税込)、Series5の40mmが47,080円(税込)と2倍以上の価格差があります。

使用感を基準とした両Seriesの違いは、「常時表示の可否」と「ディスプレイに表示する情報量」、「反応速度の差」の3点に絞ることができると考えます。

常時表示の可否 Photo: gami

Series5からディスプレイの常時表示が可能となり、どの状態でもApple Watchのディスプレイ表示内容を見ることができるようになりました。

それまでは、普段はスリープ状態にあるディスプレイが、腕を顔の前に手首を上げる動作によって表示されるという仕様でしたが、上手く反応せず、何度か動作をしなければならないことがありましたが、そのストレスから解放されるのはSeries5を利用するメリットです。

また上の写真のように、「アクティビティ」の状態など、プライバシーに関わる部分は、腕を上げないと表示されないように設定することもできます。

しかし、別の観点から見ると常時表示によってバッテリーの持続時間が減ってしまう点や、通常時は何も表示しないことで、盤面がシンプルになるというメリットを捨てたということも言えます。

Series5では、以前通りの表示にするかどうかを選べぶこともできるので、自分のライフスタイルに合わせて設定することが可能です。

ディスプレイに表示する情報量 Photo: gami

Series4以降のモデルでは、同クラスサイズ(実際には38mmと40mm、42mmと44mmの2mmの差はあるが)のディスプレイ表示領域が30%以上拡大されました。

ディスプレイの形状がSeries3までの四角形から、角の取れたような形に変化し、端の方まで表示できるようになっています。それに伴い、ディスプレイに表示できる情報量が増えました。

情報量は文字盤によって決まり、Series3までは「モジュラー」の文字盤により6個のコンプリケーションが表示可能でしたが、Series4以降は「インフォグラフ」の文字盤によって8個も表示することができます。

腕を上げるだけで情報を確認できるというApple Watchの利点を生かすには、情報量が多い方がメリットがあると言えるでしょう。

ただし、こちらも情報量を増やすことで、それぞれの表示が小さくなったり、時計の針が干渉したりして見づらくなったり、表示内容によってはバッテリー消費量が増えるというデメリットも…。

反応速度の差

Series4以降、プロセッサが大幅に進化して、それまでの32ビット(Series3はS3)から、2倍速い64ビット(Series5はS5)へと変更されました。

またiPhoneと接続するためのBluetoothの規格も4.2から5.0へとグレードアップ。この恩恵として一番大きいのは、処理速度の差です。

特にApple WatchからのSiriによる音声認識にその差が現れているように感じます。Series3とSeries5の両者で、同じように指示を出した時、Series5の方が反応速度が速いのです。

Series3では少し待つ感じですが、

Photo: gami

Series5ではすぐに認識します。

Photo: gami

但し、こちらもSeries3だと使えないという程の差ではありません。数秒を待つことができればきちんと反応してくれます。

すぐに反応してくれないとイライラしてしまうというようなことが無ければ、Series3でも充分Apple Watchを利用するメリットは享受できると言えます。

先に述べたライフハック的活用はどちらのモデルでも可能なので、上記3点を元に、どちらのApple Watchを選ぶかを決めれば、自分に合ったモデルを選べるかと思います。

あなたの腕に専属秘書を

Photo: gami

Apple Watchは腕を覗き込むだけで、いろんなことを教えてくれます。何かに集中していても、常に肌と接しているおかげで大事なことは振動で知らせてくれます。

Apple Watchはカスタムすることであなた専属の秘書となってくれます。今まで活用してきたiPhoneのアプリケーションをApple Watchと連携して、より密度の高い毎日を過ごしてみてください。

PushApple Watch Series 5(GPSモデル)- 44mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド - S/M & M/L

50,369円

PushApple Watch Series 3(GPSモデル)- 38mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド

21,769円

あわせて読みたい

iOS 13.2アップデートで、大きく変わったこと|目玉はiPhone 11のカメラが機能 Appleは、現地時間10月28日に、iOS 13.2(およびiPadOS 13.2とtvOS 13.2)を正式にリリースしました。いつものiOSア... https://www.lifehacker.jp/2019/11/201708get-the-deep-fusion-photo-feature-on-the-iphone-11-with.html Apple WatchとAirPodsとiPhoneを同時充電できる、コンパクトなモバイルバッテリー Apple WatchやAir Podsの充電が切れて、困ったことはありませんか?私は1日の終わりに充電するのを忘れて、翌日に使えないということがよ... https://www.lifehacker.jp/2019/10/ace-multi-mobile-battery.html Apple新製品をおさらい。週末にじっくり悩んで検討したいあなたへ いよいよAppleの新しいラインナップが発売に。すでに新機種を手にした方もいるかと思いますが、じっくりと検討したい人も多いのでは。ちなみに筆者は後者... https://www.lifehacker.jp/2019/09/199167-apple-new-gear.html

Source: Apple

Photo: gami