Google スプレッドシートからExcelに結局帰ってきてしまった「6つの理由」

ライフハッカー[日本版]6/16(月)12:07

Google スプレッドシートからExcelに結局帰ってきてしまった「6つの理由」

ライフハッカー[日本版]

一時期、私はGoogle スプレッドシートの魅力に惹かれ、Excelから乗り換えたのですが、いまは結局、Excelを使っています

Google スプレッドシートがExcelを超えるには、まだ長い道のりがあると気づいてしまったのです。

💡この記事のポイント

  • オフライン性能と大規模データ処理能力で、ExcelはGoogle スプレッドシートを圧倒する。
  • Copilot連携やVBAなどの高度な機能が、複雑な作業や業務自動化を強力にサポートしてくれる。
  • ビジネスの世界では依然としてExcelが「業界標準」であり、豊富なアドインも業務効率化の大きな武器になる。

1. オフラインでも安定して使える

MicrosoftがExcelを開発したとき、その主戦場はオフラインでした。

つまり、インターネット接続がなくても、ファイルの作成、編集、保存はもちろん、ピボットテーブルからマクロに至るまで、高度な機能のすべてにアクセスできるということ。

もちろんExcelにもクラウドベースの機能はありますが、それらはあくまでオフラインファーストな設計への「追加機能」といった感じで、そこには非常に好感が持てます。

一方、Google スプレッドシートは「Google ドキュメント オフライン」という拡張機能をインストールしない限り、オフラインで使うことができません

そして、たとえインストールしたとしても、すべての機能が使えるわけではないのが実情です。

たとえば、ファイルのインポート、設定へのアクセス、テーブルや図形描画、マクロの作成などはできません。

さらに、このオフライン拡張機能はGoogle ChromeやEdgeといったChromiumベースのブラウザでしか利用できず、FirefoxやSafariなどを使っている場合はオフライン作業を諦めるしかないのです。

2. 大規模データも問題なく動かせる

Excelがパフォーマンスで優位に立つ理由の1つは、PCの処理能力を最大限に活用できる点にあります。

これにより、ファイルの読み込みが速く、100万行以上、16,000列を超えるような巨大なデータセットも効率的に処理できるのです。

対してGoogle スプレッドシートは、スプレッドシートが大きくなるにつれて、ブラウザの制限(例えばChromeのメモリ使用量の上限など)が原因で、すぐに問題が発生しがちです。

もちろん、Excelに問題がまったくないわけではありませんが、少なくともブラウザ関連のトラブルに悩まされることはほとんどありません。

特にChromeは大量のメモリを消費することで有名で、Google スプレッドシートとオフライン拡張機能を同時に実行していると、この問題はさらに深刻になります。

Google スプレッドシートを使っている最中に、あの悪名高い「問題が発生しました」エラー(通称"Aw, Snap!"エラー)に遭遇したり、ChromeのRAM使用量が原因でシステム全体のパフォーマンスが著しく低下したりした経験は、一度や二度ではありません。

3. 役立つ「一歩進んだ機能」も豊富

Excelが技術的に一枚上手なのは、その豊富な組み込み機能が、驚くほど幅広いタスクに対応できる点でしょう。

予算管理や会計といった日常業務から、複雑な財務モデリングやデータ分析まで、Excelだけでこなせてしまいます。後者の2つは、特にPower QueryやPower PivotといったExcel独自の機能のおかげです。

さらに、VBA(Visual Basic for Applications)を使えば、マクロやカスタム関数を作成したり、シート上に使いやすいインターフェースを構築したりと、カスタマイズの自由度も格段に上がります。

また、Excelの「条件付き書式」はより高度で、Google スプレッドシートにはないデータバーやアイコンセット、その他多くの複雑なルール設定が可能です。

4. Copilot連携でさらに進化

Microsoft 365のCopilot連携には若干の追加費用がかかりますが、Copilot Proを単体で契約することに比べれば、その価値は十分にあります。

数式の作成を手伝ってくれたり、ピボットテーブルやグラフを要約してくれたり、データを分析してインサイトを引き出してくれたりと、まさに至れり尽くせりです。

GoogleのGeminiもスプレッドシートとの連携を進めていますが、現状ではExcelとCopilotの組み合わせに比べると機能は限定的です。正直なところ、Google スプレッドシートのGeminiは、本当に役立つ機能というよりは、まだ「お飾り」のような印象を受けます。

5. 結局、みんなが使っている

Excelが誕生したのは1985年、一方のGoogle スプレッドシートは2006年です。

Googleスプレッドシートより20年以上長い歴史を持つExcelは、ビジネスの世界で確固たる地位を築いてきました。もはや世界共通のツールであり、多くの企業のワークフローに深く根付いているため、そこから離れるのは容易ではありません。

たとえTableauのようなほかのソフトウェアを導入している組織でさえ、Excelの高度なデータ分析やレポート作成機能を活用するために、Excelとの連携を必要とすることがあります。

このように広く使われているからこそ、Excelには多くのアドインが存在し、その需要も高いのです。

6. 豊富なアドインが利用可能

ExcelはGoogle スプレッドシートよりもはるかに長い歴史を持っているため、開発者たちは多種多様なアドインを開発するための十分な時間がありました。

複雑な計算、高度な分析、あるいは自動化や可視化など、さまざまなアドインを駆使することで、Excelはあなたの生産性をさらに高めてくれます。

つまり、スプレッドシートに機能を追加したいと思ったとき、その答えが見つかる可能性が高いのは、Google スプレッドシートよりもExcelだということです。


もちろん、Googleスプレッドシートにも、ユーザーフレンドリーな点や、優れたリアルタイム共同編集機能、Google Workspaceアプリとのシームレスな連携といったメリットはあります。

しかし、オフラインでの使い勝手、パフォーマンス、高度な機能、Copilot連携、そしてアドインの豊富さを考え合わせると、やはりExcelに軍配が上がります。

そして何より、Excelがすぐにその座を追われることのない「業界標準」であるという事実を考慮すると、私がExcelに戻ってくるのも、ごく当たり前のことでした。

「なんとなく残業」を卒業! Excelの効率を上げる3つの裏技 | ライフハッカー・ジャパン https://www.lifehacker.jp/article/2412-excel-hack/

Google ドキュメント上級者が使いこなしている「8つの裏技」 | ライフハッカー・ジャパン https://www.lifehacker.jp/article/2405-advanced-google-docs-features-you-should-be-using/

Original Article: Why I Stopped Using Google Sheets and Came Back to Excel by MakeUseOf

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