168時間の自分、全記録。私生活1週間を記録したら「無意識のクセ」と「生産性の金脈」を見つけた
ライフハッカー[日本版]6/13(金)22:27
ライフハッカー[日本版]
時間トラッキングなんて、やりすぎじゃないか。そう思っていました。
でも、7日間続けてみたら、自分がどれだけ時間を無駄にしていたかを示す「レシート」が手元に残り、自分の生き方に関する厳しい真実と向き合うことになったのです。
問題は時間そのものではなく、その「使い方」にありました。
1週間、全時間をトラッキングしたシンプルな方法
この実験を行う上で、手法をできるだけシンプルにしたいと考えていました。
世の中には様々な便利なアプリがありますが、それはトゥーマッチだと感じました。それに、これまでの経験から、わざわざアプリを開いて時間を記録し続けるなんて自分には向いていない、と分かっていたんです。

そこで私が使ったのは、Googleスプレッドシート。
- 曜日ごとにタブを作成。
- 「時間」と「活動内容」の2つの列を追加。
- 「活動内容」の列に、その1時間でやったことをすべて書き出す。
毎分記録するのは骨が折れるので、そこまではしませんでしたが、必要に応じて費やした時間は書き添えました。
このスプレッドシートはGoogleドライブでお気に入りに登録し、すぐに見返せるように工夫。
ブラウザでブックマークするよりも、お気に入りにしたドキュメントの方がアクセスしやすいことに気づいていたので、これは忘れないための簡単なハックでした。
見えてきた8つの真実。時間記録から学んだこと
1週間の時間を記録してみて、予想をはるかに超える多くのことが判明しました。
これは自己認識のために行った実験のなかでもっとも効果的なものの1つで、これまで一度もこの実験を行ったことがない人なら、さらに大きなメリットを感じられるはず。
1. 1日の成功は「朝の時間」で決まる
1週間の時間を記録して明らかになったのは「自分の精神的エネルギーを守ることの重要性」です。
朝一番にスマホを手に取って通知をチェックするたびに、まるで坂道を登ったあとかのようにドッと疲れを感じるんです。
たとえメッセージが1件も来ていなくても、それに意識を割くだけでマイナスに感じます。
メールを正午までチェックしないと決めたこともありましたが、結果的に不十分だと気づきました。
誰かに注意を向ける前に、少なくとも1時間は自分だけの時間が必要です。
幸い、家族の誰よりも早く起きているので起床時間を変える必要はありませんでしたが、SNSやメッセージングアプリはブロックする必要がありました。
とはいえ、人間ですから100%完璧にはできません。
だから、もし集中力が途切れてしまった時のための緊急プランも用意しました。
散歩に出かけるといつも頭がリセットされるので「もし道を踏み外してしまったら外に出る」と自分と約束したのです。
2. 魔の木曜日?最も集中力が途切れる意外な曜日
この実験で、私は木曜日にもっとも集中力が途切れやすいことが分かりました。木曜日は私にとってメインの休息日なんです。
実質的に2時間余分な時間があるためか「そんなにタスクに集中しなくても大丈夫だろう」と感じてしまう模様。
その空いた時間を、スポーツサイトをチェックしたり、統計データを過剰に分析したりといった気晴らしで埋めてしまう……。
皮肉なことに、労働時間が短い日よりも、木曜日の方がかえって仕事が片付かないことがよくありました。
3. 週末の過ごし方がカギだった!意外な生産性の源泉
これまで、週末の過ごし方をあまり意識したことはありませんでした。
というのも、年間365日すべてを記録し続けるのは、私にとっては持続可能ではないからです。今回初めて週末を記録してみて、驚いたことに、週末は比較的生産的だったんです。
私には週末は「ノー・ラップトップ(PCを開かない)」という厳格なポリシーがあります。週明けに向けて脳をリセットする必要があるからです。
週末に仕事をすると、決まって翌週はずっと脳に霧がかかったような状態になってしまいます。
土曜の午前中は語学のクラスで埋まっていますが、その後は午後のランニングをその時間帯に組み込もうと計画中。
スポーツ観戦のような「非生産的」なことにも時間を使いましたが、これらは脳を別のことに集中させるのに役立ちました。
そして月曜日が来る頃には、また一生懸命働く準備ができていたのです。
家事をするのも、やり終えた後で完全にリセットされた気分になるので、実は結構好きだったりします。
4. 「より少なく、しかしより良く」が生産性を高める
20代の頃は多くのことを成し遂げましたが、その終盤に、力ずくで目標に向かうやり方は持続可能ではないと気づきました。
おまけに、そのプロセス自体が嫌で、それがかえって進捗を遅らせていたと確信しています。
ToDoリストを埋めすぎることが常に最大の原因でしたが、30歳になってからは「エッセンシャリスト(本質主義者)」になるよう努めてきました。
PCに向かう時間を減らす方が良い結果を生むことは感じていましたが、この実験がそれを裏付けてくれたといえるでしょう。
5. 孤独は毒?人との交流時間が生産性をブーストする
私はかなり内向的で1人の時間を楽しむタイプなので、人とのつながりの重要性をつい見過ごしがち。
まあ、見過ごせるのは、数週間後に決まって「何かが足りない」と感じはじめるまでなのですが。
週の記録を見返すと、もっとも幸福度が高かったのは、人との交流が多かった日でした。
ジムのクラスに参加するのは、モチベーションを外部に委ねる意味合いもありますが、同じ志を持つ人たちと話せるからでもあります。
同様に、コワーキングスペースで人々と過ごす時間は、私をより生産的にしてくれました。
6. 時間の節約が、かえって時間を奪うパラドックス
「時間やお金を節約しようとすると、結果的に両方とも失うことになる」と気づくことがよくあります。
これにはいくつかの持論がありますが、おそらく「欠乏マインドセット」と関係があるのでしょう。
自分にとって有益だけれど、直接お金には結びつかない活動を削ろうとすると、決まってその日は最悪な1日になりました。
エッセンシャリストであることは重要ですし、レバレッジの低いタスクを制限するのは良い考えです。
しかし、節約のためと割り切って時間を削ろうとしても、良い結果になったためしがありません。
この実験は、そのことを再確認させてくれました。
7. デスクワーカー必見!運動量と成果は比例する
「何かを成し遂げるために健康を犠牲にするなんて意味がない」とずっと思っていましたが、皮肉にも、自分でそれをやってみてはじめてその考えが正しかったと確信しました。

「1日1万歩が科学的に証明されているか」なんて関係ありません。
1日平均1万歩歩くと、とにかく気分が良いのです。
同じように、締め切りのためにワークアウトをサボるのも意味がありません。先にジムに行っていれば、もっと効率的に、もっと良い仕事ができたはず。
人間は動くように設計されており、その事実を無視すると、生活の質が著しく低下するんです。
8. 意志力はあてにするな。最強なのは「環境」の力

時々、スマホをチェックするなどの悪い習慣をあえて制限しないことがあります。自分がどれだけ規律正しいかを証明したいがためです。
しかし、意志力には限りがあります。
それが尽きてしまえば、ついついだらけてしまうんです。
生産性の「教祖」たちは聞きたくないかもしれませんが、私は気晴らしの元凶を取り除き、本来のタスクに集中する方を選びます。
たとえそれが、Googleドキュメント以外のすべてのWebサイトをブロックすることを意味するとしても、やるしかないんです。
実験から得た学びを、どう行動に変えたか
すでに長年、自分の生活を最適化してきたので、劇的な変化を加えたわけではありません。
しかし、いくつかの小さな調整が、これまでのところ大きな変化をもたらしているんです。
1. スマホの充電場所を変える、ただそれだけで

寝付きを良くするために、すでに寝室の外でスマホを充電し、仕事用のデスクに置いていました。
しかし、私の「Deep Work(集中作業)」の時間の1つは朝にあるため、これは大きなリスクを冒している……といえるでしょう。
ある朝、モチベーションが上がらないと感じたとき、デバイスに手を伸ばすのはあまりにも簡単です。
この事態が二度と起こらないように、スマホの充電器をダイニングテーブルに移動させました。
2. 「魔の木曜日」を最高の趣味デイに変える

木曜日はもっと働こうとするのではなく、ジムの時間を写真撮影の時間に置き換えました。最大の趣味の時間を確保するだけでなく、その日に確実に1万歩を達成することもできます。
コワーキングスペースへの道のりは景色も良いので、いつも何か面白い被写体が見つかるのです。
集中作業の時間も、普段と同じ時間に出勤することも一貫させています。
もしその日のタスクが早く終われば、早めに帰るか、残りの時間で写真の編集をするなんてのも良いですね。
3. 運動はオプションじゃない、最優先事項だ
この実験を行うひと月前、1日の歩数が平均5,000歩前後になった頃です。
「運動を無視することが良い結果や幸福につながる」というフリをするのをやめました。今や運動は、睡眠を除けば、最優先事項となっています。
私のスケジュールに追加された、譲れないルールは以下の通り。
- 毎日最低1万歩(週末も含む)。
- 体が本当に疲弊していない限り、週に最低4回のクロスフィットワークアウト。
- 週に1回のランニング。木曜日でも週末でも構わない、とにかくやること。
- 昼食後に最低15分の散歩。
これらの多くは互いに関連しており、実験の1年前に1日平均1万歩を達成していたので、すでにある程度のベースはありました。
スマートウォッチの存在も大いに役立っています。Apple Watchが毎日のリングやチャレンジで、私をもっと動かしてくれるのが気に入っています。
で、この時間トラッキング、今後も続ける?
この実験は有益でしたが、1週間まるごと記録し続けることは、今後もないでしょう。
以前、タイムブロッキングが自分には合わないと話しましたが、週全体のトラッキングも、時間が経つにつれて効果が薄れていくと感じます。
この実験の目的は、自分がどう時間を使っているかを理解することであり、それはもう達成できました。
しかし、私には長年の時間最適化の経験があります。
すでに、自分に益のないSNSアカウントを削除するなど、日々の無駄を多く削ぎ落としてきたんです。
もし私が初心者だったら、少なくとも1〜2カ月はこのトラッキングを続けたでしょう。
私はかなり自己認識が高い方だと自負しているので、もし自分が昔の悪い癖に戻っていることに気づいたら、この実験を再び実行するつもりです。
これは日常的に使うツールというより、必要なときに取り出せる、便利なツールキットの一部なのです。
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Original Article: I Tracked Every Hour of My Day for a Week—Here’s What I Learned by MakeUseOf

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