忙しいときほど要注意!ガタっと来る前に自分でストレスにうまく対処する方法

ライフハッカー[日本版]6/11(水)21:47

忙しいときほど要注意!ガタっと来る前に自分でストレスにうまく対処する方法

ライフハッカー[日本版]

「職場の環境が変わった」「新しい仕事を任された」「がんばっても、思ったように仕事が進まない」。そんな経験はありませんか?

ビジネスパーソンであれば、誰もが通る道です。そして、そんなときに私たちを襲うのが“ストレス”です。

忙しいときほど、「今はそんなことを気にしている余裕なんてない」と見過ごしてしまいがちですが、実はこの“忙しいとき”こそが、ストレス対処の腕の見せどころです。

うまく対処できれば、気持ちが安定し、仕事のパフォーマンスも上がります。逆に、放置すれば心身に支障をきたし、ミスやモチベーション低下につながる恐れもあるのです。

今回は、私が企業研修などで紹介している「ストレスコーピング理論」に基づいて、実際に職場で活かせる対処法を4つご紹介します。

ストレスコーピングとは?

「コーピング(coping)」とは、「対処する」「うまく切り抜ける」という意味です。

ストレスコーピングとは、ポジティブ心理学の理論に基づいた「ストレスと上手に付き合う方法」であり、ストレス対処のグローバルスキルです。

プロ選手やトップビジネスパーソンなど、極度のプレッシャー下に置かれる人々が実践していることで知られています。私たちも日常に応用することで、確実にストレスを減らすことができます。

大きく分けて4つのアプローチに分類されます。

1. 物理的コーピング:ストレスの「元」に直接アプローチ

これは、ストレスの「原因そのもの」に働きかける方法です。

たとえば、「業務が多すぎて、さすがに処理しきれない……」という状況。そんなときには、ただ我慢して無理をするのではなく、素直に上司や同僚に相談しましょう。

「現在の業務量では、納期に間に合わない可能性があるため、優先順位の見直しやサポートのご相談をさせていただきたいのですが……」

このように、状況を共有し、タスクの再調整を依頼するのも立派な対処法です。

ストレスを我慢することが美徳だと思ってしまう方もいますが、それは決して正しいとは限りません。物理的な調整で解消できるなら、まずそこに働きかけることが最善策です。

2. 評価に対するコーピング:見方を変えて、心を軽くする

次は、「捉え方」を変えるアプローチです。

たとえば、納期の厳しいプロジェクトに直面したとき、「なんで私ばかり、こんなに大変な仕事を……」と感じることがあるかもしれません。

でも、少し視点を変えてみましょう。

「これは自分のキャリアを一段ステップアップさせるチャンスかもしれない」

「この経験があれば、似た状況の後輩にもアドバイスできるようになる」

このように、ネガティブな出来事を意味のあるものとして捉え直すことで、心の重荷が軽くなります。

どうしてもポジティブに考えにくいときは、「半年後からこの出来事を振り返ったら、どう見えるか?」など時間軸の拡張も効果的です。未来の視点を取り入れることで、現在の出来事をより広い文脈で捉え直せるのです。

3. 反応に対するコーピング:感情のコントロールがカギ

ストレスを感じると、イライラしたり、落ち込んだり、感情が乱れることがあります。

そんなときに効果的なのが、「反応」に対するアプローチです。

おすすめは“深呼吸”

「えっ、それだけ?」と思われるかもしれませんが、深呼吸は科学的にも効果が証明されている、非常に強力な手段です。

特に「4秒吸って、8秒かけて吐く」という呼吸法は、副交感神経を優位にし、心拍を安定させ、リラックス状態に導くと言われています。

私も実際に実践していますが、あっという間に心が落ち着いて、頭がクリアになります。まさに“呼吸は最強のセルフケア”です。

4. 第三者の力を借りるコーピング:助けを求めることは「弱さ」ではない

最後は、「人の力を借りる」コーピングです。

「誰かに話を聞いてもらう」「アドバイスをもらう」「作業を手伝ってもらう」など、他者との関わりを通じてストレスを和らげる方法です。

中でも「話すこと」は非常に効果的。話しているうちに自分の考えが整理され、新たな視点が得られることもあります。

ただし、真面目な人ほど「迷惑をかけたくない」「弱音を吐きたくない」と、一人で抱え込んでしまいがちです。

でも、助けを求めることは決して甘えではありません。むしろ、自分の限界を正しく把握し、適切に周囲と連携を取ることこそが、大人の成熟した対応です。

ストレスを制する者が、仕事を制す!

今回は、4つのストレスコーピングの方法を紹介しました。

  1. ストレスの「原因」に働きかける(物理的コーピング)
  2. ものごとの「捉え方」を変える(評価に対するコーピング)
  3. 感情をコントロールする(反応に対するコーピング)
  4. 人の力を借りる(第三者の力を借りるコーピング)

これらは、どれか1つでも構いませんし、状況によって組み合わせて使うのも効果的です。

ストレスは“なくす”ものではなく、“うまく付き合う”もの。

そして、ストレスにうまく対処できることは、モチベーション管理や自己成長のための大切なビジネススキルでもあります。

ぜひ日常に取り入れて、「忙しいときこそ、落ち着いている自分」を育てていきましょう。

1人で仕事を抱え込んでパンクしないために。相手と自分にやさしい「お願いのコツ」4つ | ライフハッカー・ジャパン https://www.lifehacker.jp/article/2406-how_to_ask/

ストレスを抑えて無理なく働くコツ | ライフハッカー・ジャパン https://www.lifehacker.jp/article/2501-tips-on-how-to-work-too-hard-58c/

しなやかなメンタルでストレスを受け流す。4つのコーピング術 | ライフハッカー・ジャパン https://www.lifehacker.jp/article/2406-stress_coping_skill/

伊庭 正康 株式会社らしさラボ 代表取締役

伊庭 正康 株式会社らしさラボ 代表取締役

リクルートグループ入社。残業レスで営業とマネジャーの両部門で累計40回以上の表彰を受賞。その後、部長、社内ベンチャーの代表を歴任。2011年、株式会社らしさラボ設立。リーダー、営業力、時間管理等、年間200回以上の研修に登壇。リピート率は9割以上。現在は、オンラインを活用した研修も好評。近著に16万部を超える『できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ(PHP研究所)』『できる営業は、「これ」しかやらない(PHP研究所)』『結局、「しつこい人」がすべてを手に入れる(アスコム)』など、他多数の書籍が

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