自然の中で育った野菜には、心身を健やかに整える栄養素がたっぷり。旬の野菜のおいしさをダイレクトに感じられるレシピで、体と心を緩やかに整えましょう。料理家の河原希美さんが、自然医学・アーユルヴェーダの知識をもとに、野菜が主役の体が整うレシピを教えてくれました。今回ご紹介するのはやさしい甘みで心が穏やかに整う、カブのクミンサブジ(スパイス蒸し焼き)の作り方です。

かぶのクミンサブジ

クミンが香るインドの家庭料理サブジ(スパイス蒸し焼き)。じっくりと火を通したやわらかなかぶは、消化にも◎。やさしい甘みで心が穏やかに整い、春の鬱々とした疲れや重さを癒やしてくれます。

●材料(2人分)
かぶ…2個
米油…小さじ1
クミンシード…小さじ1/2
生姜(すりおろし)…1/2かけ
塩…小さじ1/4
水…大さじ1
レモン、パクチー…適量

●作り方
① かぶを6〜8等分に切る。
② 熱したフライパンに米油とクミンシードを入れ、香りが立つまで炒める。
③ クミンの香りが立ったら、かぶを加える。
④ 焼き目がついたらひっくり返して、生姜、塩、水を加え、弱火で5〜6分ほど蒸し焼きにする。
⑤ お皿に盛り、お好みでレモン、パクチーを添える。


このレシピを教えてくれたのは

河原希美さん
料理家、管理栄養士、アーユルヴェーダ講師。栄養学やアーユルヴェーダの知識をもとに、心と体を整えるレシピを提案。著書に『ゆるっと整うやさしさごはん』(KADOKAWA)。
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cooking & styling: Nozomi Kawara photograph: Shungo Takeda text: Azusa Shimokawa

リンネル2024年5月号より
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