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無印良品の愛をたっぷり感じる、整理収納コンサルタント本多さおりさんの新しい著書『無印良品と365日』が発売。“無印オタク”と自称する本多さんが、テンション高めのコメントとともに暮らしの根底にある無印良品の魅力について迫ります。読み終わる頃には、きっとお店へ足を運びたくなってるはず!
『無印良品に飛んでいきたくなっちゃう』と母親に言われました
すべてのページから、無印愛がほとばしる! 整理収納コンサルタント本多さおりさんの新しい著書『無印良品と365日』。「この本が作れたのは、“無印オタク”として誉れですね(笑)」
目覚めは、高校生の頃。「当時、無印良品の文房具をカスタマイズして使うのが流行っていて。きっかけはそんなミーハー心でした」それから徐々に暮らしのものへ視野を広げるにつれ、とにかく「使いやすく、アレンジしやすく、丈夫」と、どんどんのめりこんでいきます。
「当時はインテリアが好きで、かわいいものや古道具にもハマってたんですけど、どんな空間に連れてきてもフィットする。当時ベッドを脚付
きマットレスに買い替えたんですが、プレーンなデザインなのでカバーをかけて、クッションを置けばなじみますし、衣類収納にも使いやすい。あれから20年以上経ちますが、未だにうちの祖母が使ってます(笑)」
やがて結婚し、新居に引っ越したのを機にかなったのが、ずっと憧れていたお店でのアルバイト。「新しい商品を誰よりも早く知れるのは、何よりうれしかったですね」
さらに子どもが生まれ、ライフステージが進むにつれ、チェックする売り場も増えていきます。「今まではスルーしていた子ども服売り場まで広がって、ほぼ全売り場、くまなく見るようになりました」
以後も、愛はずっと変わらないどころかますます深まるばかり。まさに“推し”。本書は、そんな本多さんの生活全般で愛用するアイテムを「全部出し切る」のがテーマ。その数の多さも驚きながら、リアルで深いコメント力にも注目。「本音で語るのは意識しましたし、選んだものだけでなく背景も出していこうと。『ここまでやらなきゃ、オタクとは言えないぞ』という気持ちで」
そして今、つくづく感じるのは「好きって、やっぱり強いなと。特に私の無印好きは暮らしの根底にあって。誰に言うまでもなく、人知れず店舗に通い続けていたんですよね。こんなふうにみなさんも、きっとそれぞれある“好き”を強く意識して、尊く愛でてあげると、きっと楽しいと思います」
ちなみに本多さんのお母さまも本書のファン。「これまで本の感想をちゃんと言ってくれたことがなかったんですけど、『本当にいいわ。無印良品に飛んでいきたくなっちゃう』って。布教が成功しました(笑)」
新著『無印良品と365日』
![本多さおりさん新著『無印良品と365日』](https://liniere.jp/wp/wp-content/uploads/2024/05/202407_book_02.jpg)
お話を伺ったのは……本多さおりさん
ほんだ・さおり/生活重視ラク優先の整理収納コンサルタント。主な著書に『片付けたくなる部屋づくり』(ワニブックス)、『もっと知りたい無印良品の収納』(KADOKAWA)、『暮らしは今日も実験です』『モノが私を助けてくれる』(以上大和書房)など。
photograph:Bunpei Kimura text:BOOKLUCK
リンネル2024年7月号より
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