滋賀県信楽を舞台に、女性陶芸家・川原喜美子の激動の半生を描くNHK連続テレビ小説『スカーレット』。その制作チームによる取材会で、「月曜で問題が起こり、土曜までに解決する」という、朝ドラの王道パターンを本作ではあえて外していると明かした。

参加したのは、制作統括の内田ゆきさんと、チーフ演出の中島由貴さん。その理由について内田さんは、「1週間で話を収めるよりも、(全体の)話を十分やる方が大事。だから、普通なら土曜日で収めるところが、月曜に行ってると思われることは、きっとあると思います」という。

また中島さんは、すでに脚本の段階でそのことは意図していたとも。「脚本の水橋さんも我々も、あまり週単位で話を区切るのはイヤだと思っていて。やっぱり連続して見ていただきたい。だから必ずしも土曜日で解決しないのは、狙いです」と、朝ドラの新しい見せ方に挑んでいることを強調した。

ただし、各週の総合タイトルを考えるのは内田さんが担当。そばで見ている中島さんは、「連続している分、通常より結構難しいんですよね、実は。内田さんはいつも、必死で考えています(笑)」と、その舞台裏の苦労を明かした。放送は、2020年3月28日までの全150回。

取材・文/吉永美和子