上方のコメディエンヌの生涯を描く、連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)。4月24日の放送回では、「何でうちやあれへんの?」と題して描かれた第20週(4月19日〜23日放送)を振りかえる。

千代(杉咲花)と一平(成田凌)を中心とした「鶴亀新喜劇」が道頓堀で旗揚げし、大成功してから1年の月日が経った。昭和25年、劇団員たちは1周年の記念興行をおこなうことになったが、一平は新作ではなく、旗揚げ公演と同じ演目である『お家はんと直どん』をやることに決める。「実は新作が書けないのではないか」と、千代は一平を心配していた。

そんな折、歌劇団出身の灯子(小西はる)が突然、劇団を辞めたいと言い出す。灯子は千代に憧れて新喜劇に入ってきた女優で、かわいがっていた千代は辞めないように説得するが、灯子は聞く耳を持たない。

そんなとき、寛治(前田旺志郎)が顔にあざをつくって帰宅する。灯子が劇団を辞めるのは、一平と何かがあって居づらくなったからだと言う劇団員と喧嘩したからだった。浮気を認めた一平に、千代は激怒。その後、灯子が妊娠していることを知り、千代はふさぎ込んでしまう・・・。

今週は千代と一平、そして灯子に視聴者は注目。第99回(4月22日放送)では、千代の署名が入った離婚届をクシャクシャに握りつぶし、「もう一度話しをしたい」と幼なじみのみつえ(東野絢香)を介して千代に伝えた一平。しかし灯子とお腹の中の子を選び、稽古場で「離縁してください」と千代に頭を下げる展開に、SNSでは「自分が振ったみたいな言い方」「最悪だ・・・」とコメントが相次ぎ、「一平のどあほ」がトレンド入り。

家に戻り、「何でうちやあれへんの?」と涙をこぼし、寛治とともに一平が部屋に残したものを床に叩きつける千代。『あさイチ』の朝ドラ受けでは、鈴木菜穂子アナは「もう・・・一平のどあほ!って感じ」と怒り、博多華丸大吉は「予選なしで(一平は)ダメ自慢に出られますね・・・」「寛治くんがいてくれて良かった」と展開に驚いていた。

23日に公式サイトで公開された千代演じる杉咲花の『花note』には、「千代も一平も、子どもに罪はないということを身をもって体験し、実感しながら生きてきた2人です。だからこそ『生まれてくる子に、自分たちのような経験をさせてはいけない』と感じていました。もし一平から離縁を告げられなかったとしても、責任を取るべきだと、千代は言ったと思います」と振りかえっている。

本作は、「松竹新喜劇」で喜劇女優として人気を博した浪花千栄子をモデルとした、明治の末から戦後を駆け抜けるヒロインの物語。土曜は、黒衣犬(桂吉弥)が解説するその週の振りかえり。放送は、NHK総合が朝8時から、BSプレミアム・BS4Kが朝7時半から。