吉本新喜劇の誕生を祝う記念公演が、誕生月の3月に開催。1月25日に会見をおこなった間寛平が、同公演内で昭和のコメディ番組『あっちこっち丁稚』の再現構想を語った。
同番組は、ABCテレビ(関西ローカル)で1975年〜83年に放送されたコントバラエティ。間寛平は、「M−1が盛り上がり、漫才ブームが続いている。ここで新喜劇も頑張らないと・・・」と意気込む。
キャストも当時の出演者から一掃され、「おかみの山田スミ子、旦那の前田五郎、ほとんどの方が亡くなったし、丁稚の坂田利夫は暴れたりできない。(それぞれ)誰がするのか、メンバーが変わってどう面白くなるかやってみたい」とも。
また、名物だった山田スミ子が前田五郎をビンタするシーンについて、「今回も期待してもいいのか?」と聞かれた間寛平は、「ビンタはやります。思い切りやって叩かれるのは烏川です!」と、この日MCをしていた烏川耕一がビンタされる役であることをサプライズ発表。
これを聞いた烏川は、「ウソでしょー? えらい日にMCしましたわ、意気消沈です」と気落ちするも、「今から鍛えておきます」と役作りに気持ちを切り替えた。『吉本新喜劇記念日2023』は、3月21日に「なんばグランド花月」(大阪市中央区)にて。チケットは一般7000円ほか、発売中。
取材・文・写真/岡田由佳子