西日本で初となる台湾生まれのスイーツ店「SunnyHills(サニーヒルズ)osaka」が、26日に商業施設「ルクア大阪」(大阪市北区)にオープン。開店と同時に多くの客が訪れて、次々と商品を買い求めた。

台湾を代表する焼き菓子「パイナップルケーキ」が看板商品の同店は、2009年に誕生し、東京を含むアジア圏で約10店舗を展開。水はけのよい赤土の畑で作った瑞々しいパイナップルを使い、じっくり煮詰めた果肉たっぷりのフィリング(餡)をクッキー生地で包んだ一品は、国内外で人気に。

ゼネラルマネージャーの堂園有的さんは「現地では1000以上のブランドがあると言われていますが、旧来は『パイナップル風味』のものが多く、弊社は台湾の農業を助け、パイナップル本来のおいしさが伝わるものを作りたいという思いのもと作られました」と話し、台湾では人工的な添加物を一切使わない点も珍しく、注目を集めたという。

3年かけて日本で誕生した「りんごケーキ」は、青森・弘前地方の紅玉りんごを使い、アジア圏の店舗でも定番商品になるほど好評とか。大阪店では「パイナップルケーキ」「りんごケーキ」各3個入りの限定「大阪セット」(1800円)が販売され、オープン記念のパッケージも数量限定で登場する。

これまで「ルクア大阪」で2回出店して好評を得たことから、「関西はお問い合わせも多くいただき、東京以外で初めて催事に出た愛着のある場所。おしゃべり好きで、私たちの話を熱心に聞いてくれるあたたかな関西の方々の人柄は、台湾の方との共通点も多く感じました」と堂園さん。

内観にもこだわり、木材などを豊富に使った既存店のテーマ「自然」とはひと味違う「人工的な空間・素材での自然や時の流れ」を表現。商品の箱を積んで、治水や崖の崩落防止などに使われる蛇籠(じゃかご)を表現し、季節ごとに紙や造花での装飾も変更する予定だそう。

今後は台湾茶を提供する期間限定のカフェスペースやおすすめの台湾フードの紹介なども計画中という。場所は「ルクア大阪」地下2階「フードホール」内、営業は感染症対策のため、当面の間11時〜20時。

取材・文・写真/塩屋薫