淡路島の慶野松原海岸エリアに登場した、大型倉庫を改装したカフェ併設の家具店「PATRASCHE(パトラッシュ)」(兵庫県南あわじ市)。島内外から人が訪れ、今後注目の観光スポットとなりそうだ。

大阪で家具職人として修業したオーナーの臼井孝雄さんが、慶野松原海岸と倉庫に惚れこみ、無垢材を使ったオーダー家具専門店を3月27日にオープン。工務店の元木材置き場だった店内は、広く開放感にあふれている。

大型量販家具店で理想の家具を見つけ出すことはとても難しい現状を踏まえ、「天板が良くても脚が好みじゃなかったり、『あと5cmあれば』『この角さえなければ』そんな思いを抱えて家具を選ぶ姿をよく目にしていました。しっかり話し合って、細かいニーズに応えながらお互い妥協せず、納得のいく家具を一緒に作り上げたい」と臼井さん。

そこでネット販売はあえてせず、コーヒーを飲みながらほっこりしてゆっくり悩んでもらえる空間にするため、カフェを併設。自家焙煎コーヒー専門店「笑門(えま)」(大阪府門真市)に特注したコーヒー(400円)を提供し、今後は淡路島在住のシェフとコラボしたフードも企画していきたいという。

また、「快水浴場百選」の特選にも選ばれた慶野松原に貢献したいとも。「周辺には飲食店が少なく、訪れた人は自動販売機のドリンクを飲んだり、コンビニの駐車場で食事する人も。この場所が大好きなので、もっと満喫してもらえるようにしたい」と語る。

そのため、今後はテイクアウトのメニューを増やしたり、ギャラリースペースでの企画展、キッチンカーのイベント、砂浜で使えるデスク&チェアのレンタルなどの構想を練っているとあって、今後の期待が高まる。営業は昼11時〜夕方6時。

取材・文・写真/時友真理子