奈良で行列ができる夏の昼限定のかき氷専門店「氷匠 ル・クレール」(奈良県奈良市)。2020年5月から移転のため休業していたが8月1日にオープンした。

始発前から整理券のために並ぶ人もいたほど、長蛇の列が当たり前となっていた同店を手がけるのは、フランス料理店「ビストロ ル・クレール」の吉崎公浩シェフ。フランス料理ならではの食材や技法で作るほかにはない華やかなかき氷が人気となっていた。

これまでキャビアやオマール海老など多様なかき氷を提案してきたが、移転を機に方向転換。「フレンチ色が強いかき氷を出していましたが、もっと氷の魅力を活かすメニューにしていく予定です。フランス料理を活かしたかき氷は、イベントなどで楽しんでもらおうと思っています」と、かき氷ブームとともに、インパクトを重視した変わり種かき氷が増えたからこそ、原点に立ち戻ったという。

奈良の製氷会社である「日乃出製氷」が72時間かけて作るかき氷のための純氷・大和氷室の魅力を活かせるように目指すのは、「ドライでサクサクと食べることができる氷」だそう。旬のフルーツを使った3種類のかき氷を予定し、夏に登場するのは「白桃のコンポート ヨーグルトエスプーマ」(提供は9月頃まで・1500円)。爽やかなヨーグルトエスプーマに、木苺の酸味をアクセントにしたソースをかけて、なかにはブラマンジェ入りだ。

また行列にならないように、Webでの完全予約制(2日前の朝7時から受付)を導入。営業は朝10時〜夕方4時。夜はフランス料理として営業。近鉄奈良駅から「やすらぎの道」沿い、徒歩約11分。

取材・文/西村円香 写真/沖本明