昨今、有名メーカーの新商品やコスメ賞受賞などで再ブームの傾向がみられる「ラメ」コスメ。懐かしさを感じる「ラメ」がなぜいま人気なのか? その原因を追求した。

90年代キラキラムーブメント

90年代に第一次ブームが到来した「ラメ」メイク。歌手・安室奈美恵が一斉を風靡した97年頃には、安室のキラキラとしたファッションやメイクなどを真似るアムラーが流行し、メイクブランド「KATE」から発売されたラメアイシャドウ「フラッシュクラッシュ」は、発売2カ月で100万個を売り上げる大ヒットに。また、少女コミック雑誌やティーン雑誌の付録にもラメが彩られ、キラキラ一大ムーブメントが起こっていた。

「婚活」「森ガール」誕生でナチュラル主流時代へ

その後、アムラーから独自の進化を遂げた「渋谷系黒ギャルメイク」が高まりを見せたものの、2008年頃には「婚活」という言葉が生まれ、「モテ」を意識したメイクが主流となる。この頃から「自然さ」を重視する風潮が見え始め、2009年頃の「森ガール」誕生でナチュラル路線が本格化した。

マスク時代に再来した「ラメ」ブーム

時代を反映しつつ、最新の流行を生み出してきたコスメトレンドだが、最近はナチュラルから一転、またもや「ラメ」がブームに。美容総合サイト「@Cosme」では、韓国コスメ「ミシャ」のグリッターアイシャドウに800件を超える口コミが集まっているほか、コンビニ「セブンイレブン」の化粧品ブランド「パラドゥ」からは昨今多くのラメコスメが販売され、6月にはラメ入りネイルカラー3色セット「パラドゥ リトルジュエリーコフレ」が登場。

「ラメ」のブーム再来についてパラドゥ・広報に聞いたところ、「最近ではマスクの着用により顔のほとんどが覆われ、目と眉毛しか見えなくなるため、マスクに映えるメイクとしてひと塗りで目元の印象をガラッと変えてくれるキラキラへの注目が高まっていると考えます」との見解を示した。

また、若者の間では「TikTok」などSNSへのアップが前提条件となる昨今、カメラ越しにも目立つ大きめのラメシールを顔に貼るなど、「画面映え」の意識も強まっているのかもしれない。「マスク時代」と「SNS映え時代」が生み出した「ラメ」ブーム、今後もコスメトレンドがどのように時代を反映していくのか注目だ。

取材・文・写真(パラドゥ)/高垣亜弥