「食いしんぼうさんに届け!!」と9月にSNSに投稿された、あるカステラ文具の写真。乙女心をくすぐられるようなビジュアルに、「めちゃリアル」「かわいい!食べたい!」などの声が続出している。

これらを手がけたのは、京都にアトリエショップを構えるデザイナーのかねまさん。7年前に和菓子がモチーフのアクセサリーブランド「desicco(デシッコ)」を立ち上げ、近年は「想像力がふくらんだり、くすっと笑えるようなものを」と文具も作り始めたそう。

今年4月に「無限にカステラの断面が続いたらおもしろそう」と発売したマスキングテープ(660円)が好評で、「台形に切ってプリンにしたり、これをスポンジにして上にケーキのデザインを描いたり、お客さんがひとつじゃない色々な使い方をしてくれて」と笑顔で話すかねまさん。

その後、重ねても楽しめるカード(250円)、箱付きの付箋(990円)も作り、最近SNSで改めてシリーズを紹介したところ一部の商品は在庫切れになり、再販売を検討しているという(付箋は11月上旬に入荷予定)。

またアクセサリーもおいしそうなものばかりで、とろっとしたタレのみたらし団子、パリッと割れたべっこう飴など、ガラスや樹脂粘土で1つずつ手作り。「故郷の北海道に比べて圧倒的に和菓子店の数が多いので、ついディスプレイを食い入るように観察してしまいますね」と話し、実際に食べることで五感を刺激しつつ、日々新作を生み出している。

今後は、温泉まんじゅうなど新デザインの文具類も登場予定。販売は公式ウェブストアほか、不定期営業のアトリエショップ(京都市下京区)、京都の常設店は「ミミズクヤ」「kara-s」など。

取材・文・写真/塩屋薫