毎日のようにあらゆる生き物に記念日があるが、10月22日は世界ウォンバットの日。ウォンバットとは、オーストラリアの南東部とタスマニア島に生息し、カンガルーやワラビーなどと同じく有袋類の一種だが、日本で一番多く飼育しているのは、大阪の「五月山動物園」(大阪府池田市)だ。

日本には現在6頭のウォンバットが飼育されており、うち4頭が同園に。「五月山動物園」といえば、日本で2番目に小さな動物園。そこに4頭も? と疑問に思うかもしれないが、実は同園がある池田市がオーストラリアのローンセストン市と姉妹都市。オーストラリア・タスマニア島にある都市で、1990年に姉妹都市提携記念としてかの地から初めて3頭のウォンバットが贈られたのだ。

その2年後の1992年には、日本で初めてとなるウォンバットの繁殖に成功。これはオーストラリア以外の世界でも2例目という快挙だったそう。現在は池田市の動物親善大使にも任命されている。

第1号として来日した3頭のうちの1頭であるオスの「ワイン」は32歳でなお健在。日本にいるウォンバットとして最高齢を更新中で、人間の年齢だと100歳を超えるご長寿のおじいちゃん。さらに33歳の誕生日を迎える来年1月には世界最高齢に。今日も、「フク」「コウ」「ユキ」と一緒に元気に暮らしている。

ちなみにウォンバットの日は、2005年に制定されたそうで、オーストラリアでは、ウォンバットに会いに動物園に行ったり、ウォンバット型のスイーツなどを作って祝うのだそうだ。

同園の4頭のウォンバットについては、『関西みんなの動物園と水族館』(京阪神エルマガジン社)でも紹介、彼らの魅力を「ウォンバットの日」をきっかけに改めて知ってみてはいかがだろうか。